帰国してすぐに仕事をしようと思い、派遣会社に連絡したりしていたが、何も進展なく、そのまま帰国。
帰国後も労働探しもしないまま時が過ぎてしまった。
電車で行く事を考えると、かなりきつい。乗り換えも2回必要だし1時間は余裕でかかる。
それに朝から人が多い電車には乗りたくない…。その点が気がかり。
駐輪場の下見
やはり何が何でもバイクで行かないといけない。
自転車で1時間程かけて労働場所に行って、周辺を念入りにバイクが置けそうな場所を探した。
まず倉庫群の構内には自転車用の駐輪場はありそうだが、2つの問題がある。
①許可なく構内にバイクで入れるのか
②バイクを置けるスペースがあるのか、
倉庫は駅のそばであり、駅階下にバイクの駐輪場があり300円でおけるが、10台ほどのスペースしかなく、働く時に空きがあるのか不安。
ちょっと離れた公園に1つ見つかったが、心配性なのだろうか、予備の置き場を3つほど確保して、ようやく安心した。
労働前夜
労働は今年の2月以来9か月ぶり。通勤はすごい嫌だけど、働く事が嫌だという気持ちはない。
むしろ実家暮らしで、毎日の外出・暇つぶしの方が苦痛。
とはいえ、さすがに前日は通勤面でちょっと不安な気持ちがでてきた。
駐輪場が未定というのが大きな不安。
こういうのは1日経験すれば、あとはパターンがつかめて楽になっていくと思う。
ただ電車通勤となったら、かなりきついかな。多分数回で終了。
今年の目標は年収20万円
今のところ今年の稼ぎは11万ちょっとだったと思う。
年収300万で下級労働者、年収200万でしょうもない労働者、年収100万で主婦の稼ぎ。
これらは、世間では能力がない、かわいそうな超低収入労働者。
テレビとかで特集してる、氷河期世代、正社員になれない低収入労働者ですら年収200万円というのはないだろう。
自分が目指してるのは、その一桁下の「年収20万円」。
下級労働者の1/10。
こんな文字列は見たことがなく、違和感がある。
自分でも桁が1つ間違ってるじゃないの?って思ってしまう。
しかし今年の感じだと、1回の労働機会で10万円稼ぐのも厳しそうだ。来年以降が不安。
今回の案件も、明日から実際の現場での肉体労働をしてみないとなんとも言えない。
あとは人間関係。
現場で働いて、どう気持ちが変わるか。
2日目で終わるか、10万円稼いで、年収20万円を突破できるか。
労働日、当日
不安はあっという間に解消された。
バイクであっさりと構内に入れて、バイクスペースもあり普通に置けた。
バイクで行ける事が分かり、気持ちがかなり軽くなった。
もしかすると働くにあたり、これが一番重要な要素なのかもしれない。
倉庫は大手通販会社なので、かなりしっかりしている。
1ヶ月程度の短期派遣なのに、しっかり1日研修。
研修はほぼ座学。
図書館の時間つぶしと変わらない作業。
これで給与が発生すると考えると、こっちのがいいかなと思う。
常に頭の中で、「2時間経過で3千円到達…」とか、その程度の事しか考えてないが、満足感はある。
教育内容とか見てると、いろんな面でかなり働きやすくなってる印象。
それに今の倉庫はかなり綺麗。
取り敢えず、初日の労働は楽々終了。
どんな仕事でも、労働が終わり、その労働対価の賃金を頭の中で計算した時、かなりの達成感が得れる。
こういう気持ちが得れる機会を持つことはかなり重要かなと思う。
旅の場合、達成感を感じる事は、ほぼない。
昔は旅の色んな部分で達成感を感じれてたのだけど。
言葉も習慣も違う場所で、電車やバスチケを手配したり、買い物で交渉したり等、異国で自力で旅したり生きていく事がすごい気がしてた。
そんな下らない事に壁を感じ、やった時に達成感を感じていた。
今はそんな簡単な事、やれて当然だろ、と冷めた感じになってしまう。
もしかしたら旅が面白くないと感じるのはこの達成感が得られない事が原因かも。
明日から現場作業。
久々の8時間拘束の肉体労働に耐えられるだろうか。