久々に渋谷をスクーターで走ってみる事にした。
確か渋谷は、去年に10数年ぶりに自転車で行ってみて、それ以来の訪問。
週末という事で、宮下パーク辺りは朝10時頃でも既に人が多い。
何か他の町とは違い、道路を走っていても何か人の圧がすごい。
歩道が狭いせいなのか。人が多すぎるせいなのか。
人を見ていて、ふと皆何を目的にここに来てるのかと思う。
買い物?食事?そんな事をして楽しいのかな?
人ごみを歩いて何が良いのだろう?
確かに昔は自分もそういう時があった気がするが、その心理はあまり覚えてない。
旅も同様。全てにおいて何が楽しいのだろう?って思ってしまう。
何か感覚がおかしくなっている。
大学以来、渋谷の奥地に行く
渋谷の奥の方で「神山町」という場所に友人の家があった。
当時は聞きなれない場所で、更に駅(渋谷)から徒歩でかなり遠く、誰も知らない辺鄙な場所という意味で半分冗談で馬鹿にしていた。
今考えると、あんな場所に住んでるなんてすごい金持ちだったんだと思う。
高校時代、50ccのスクーターでその友人のマンションに良く行っていた。
自分が1年休学して海外から戻ると既に引っ越しており、それ以来連絡は途絶えてしまった。
多分その時以降30年、その辺には行ってなかった。
渋谷東急デパート(取り壊されて工事中だったが)の横当たりの細い道を入って、ちょっとした坂を登っていく。
なんとなくこんな道あったなあと覚えてるような、覚えていないような感じ。
近くに行けば何か思い出すかな、と思って走ってみたけど、道路がすっかり変わっていて、多分当時の面影はないので、マンションがどこだったかも全く覚えてなかった。
こんな感じだったと記憶には残っているイメージがあるが、多分その記憶も書き換えられたイメージで、実際は違ってたのかも。
なつかしさを感じれる風景は見つからなかった。
渋谷のあと、代官山を通り恵比寿方面へ抜けた。
恵比寿駅周辺なんか地味な場所で、子供の頃はそんな人がいなかった。
特に週末はほとんど人はいなかった。
いつの間にかとんでもなく人が増えていて、更には週末でも人がわんさか。
ガーデンプレイスが出来てから、すっかり様変わりした気がする。
異常な築地の混雑
築地の方をたまに走るが、平日でも道路に溢れんばかりの人が居る。
いつ見ても人がぎっしり。
先日は築地横をバイクで抜けたが、道路は人でびっしり。
歩行者天国だったか?と一瞬思った。
しょうがないので、その中に突っ込んでいった。
暴徒に囲まれるとあんな感じなのだろう。車でも怖いと思う。
途中から、警備員が「車、通ります!」と何度も叫びながら道を確保してくれた。
市場が築地から豊洲に移転する話があった時、反対意見が多かった。
確か客が豊洲の方に行ってしまい、結果築地側には観光客が来なくなり、商売が成り立たなくなるからとかそんな感じだった。
現状見るとむしろ逆。
移転前より人は増えているし、多分築地の歴史史上一番人が集まってると思う。
築地の場合、海外からの観光客の割合も高い。
日本全体の人口が増えたという事もないだろうし、やはり東京(首都圏)一極集中になっているんだろうな。
結局多くの人は「街」「都会」が好きなのかもしれない。
仕事の為、っていうのもあるか。
何にしろ東京、大阪、福岡とか都市部に生まれ育った人達にとったら、迷惑な話でしかない。
これも含めて都市部の人間にとって、故郷の都市は生きづらくなっていく。
周りの環境がどんどん自分を追い詰めていく。
結局自分が出ていくしかないのだろうなあ。