いつの日からだろう。
雨の日が好きになった。
雨は強いほど心地よい。
とはいえ、労働日や外出があるときはさすがに雨は嫌だ。
雨が好きなのは実家やアパートでの籠り日に限っての事。
雨は自分にとってはホワイトノイズで、不快な音を打ち消してくれる。
こんな事、人生において最近になるまで考えたこともなかった。
気が散らず、物事に集中できる。
普段は耳せんをしたり、イヤーカフをしたりしている。
聴覚過敏ではないと思うけど、話し声や人の気配を感じる音が耳に入ると不快。
基本、話し声や騒音があるわけではないのだけれど。
寝る時も最近はほぼ毎日耳栓をつけている。
夜中は昼間と違い、大声で話しながら通りを歩く輩が居て、目が覚めてしまう。
耳栓をつけるようになって、だいぶマシになった。
「雨の日が心地よい」
「日常生活でイヤーカフをつける。」
こんな事は若い時、というか10年頃前まではなかったと思う。
学生時代や20代の頃は、やっぱり「晴れた日」「夏」が好きだったと記憶している。
海外に出る一つの目的は、「夏」の気候が好きだから、というのが理由の一つだったと思う。
日本の寒い日に飛行機に乗り、第三国で降機してムワっとした熱気を感じる時が最高に心地良い。
四季のある国「オーストラリア」や「ニュージーランド」に行った時は、冬の雰囲気に耐えられず、冬を本格的に迎える前には、出国してしまった。
2回とも7月だったと記憶している。
やっぱり秋~冬になると、東南アジアのなま暖かさが恋しくなる。
両国とも、1年滞在予定だったが、結局、半年程度しか滞在し出来なかった。
「雨」といえば、前回ベトナム・ダナン生活前半ではほぼ毎日雨が降っていた。
考えてみると、あの時は雨が嫌だった。
やっぱり外出する必要がある時の雨は嫌だという事らしい。
雨の日が好きなのは、日本での籠り生活時の限定みたいだ。