48歳人生落伍者の軌跡~無職無能、楽園を探してアジアを彷徨う

旅でも移住でもない。アジアの町でただ生きていくだけ...

【2023アジア放浪】10代の頃漠然と考えていた「海外年間72万円生活」

10代の頃、旅しながら漠然と考えていた事

物価の安い 海外へ行けば1日の生活費なんて2000円(宿代1000円、食費1000円)×30日で1ヶ月6万円年間で72万で済む。

交通費 合わせても 100万円あれば余裕だ。

いつか引退したらそうしよう。

漠然とそんな事を考えていた。

そして、今、その年代になった。

その検証をしてるような感じだ。

あの時とは違うもの

あの時はドミでもエアコンなしの部屋、でも問題なかったので、宿代は1000円という予算で考えていた。

今は 諸事情はあるが、ドミもエアコンなしの部屋も泊まるのは辛い。

数週間の短期旅行で その間だけ楽しむならいいけど、月単位だとさすがにきつい。

それにBP旅をして楽しむことなどできなくなった。

又、あの頃日本円は強く、今のような状態になるとは思ってなかった。

漠然と、いつまでも 日本の優位性が続くと思っていた。

考えてみると、「バブル崩壊」「大不況」でも、海外旅行に限って言えば、全然良かった。

海外から見ると、まだまだ日本は先進国であり、多くのアジアの人にとっては憧れの国だった。

2023年になった今「年間72万円生活」は可能か?

今のような快適さも取り入れた旅では、当たり前だか難しいかなと思う。(2023年7月タイ滞在時点で)

「エアコン付」の「清潔」な「個室」という条件をつければ、そうなるのも当然。

30年前でも難しかったろう。

ある意味 昔より条件厳しくして値段は昔と一緒って、それは無理だよなあ。

単純にタイ、マレーシアなどで1年アパートを借りて生活すれば、今でも可能と思われるけど。

ただビザの問題もあり、滞在期間を考えると一箇所に長期滞在するのは難しい。

この旅、最初の3ヶ月ではどんな感じか

記録を見ると、1日の出費はだいたい 以下の通りだ。

【マレーシア】

2500円(内宿代1600円)

※宿はAC付、BT別、独房、清潔度▲

備考:バス・トイレ別で快適ではない。付きは料金が跳ね上がる。

観光税の影響も大きい。

旅をしながら長期滞在は難しい、というか宿も飯もコスパ悪すぎ。

しかし、あの安宿独房部屋で、この値段って…

飯も食材のけちり過ぎで、コスパ悪。

マレーシアは好きだが、もう積極的に短期の旅で行きたいとは思えなくなった。

コンドミニアムを借りての滞在なら可能かもしれない。

【インド】

インド2000円程(内宿代1200円)

※宿はAC無、BT付、清潔度☓

備考:エアコン付は最低1000ルピー(約1600円)した。

基本、宿は全て汚く、掃除もされてない。その上、高い。

年間72万円は、可能だろうが、宿の汚さ、飯のまずさを考えると、現実的ではない。

そもそも エアコンなしなので条件に当てはまってない。

【タイ】

2500円(内宿代1500円程度)

※宿はAC付、BT付、清潔度○

備考:1B=3.5円に戻れば物価が上がってても、コスパ的には良好。

物価高、円安でもBP旅はまだ大丈夫

アジアの新興国も10年後は物価などがどうなるかわからない、などと言われ続けもう30年経つ。

もちろん 物価は少しずつ上がっているが それでもまだ安く旅が楽しめる。

とりあえず今日まで30年間、日本の物価の優位性が続き、私のような最下級 労働者の分際+長い無職歴があるにも関わらず、アジア旅は続けられている。

そしてベトナム

話は少しそれてしまったが、年間72万円生活に話を戻す。

インドの宿代の超高騰はかなり希望を失なわさせるものだった。

あの安いが取り柄のインド旅の宿代がこんな高くなってしまうとは。

それも 貧乏旅行の延長での汚くて暑い安宿滞在で。

諦めの気持ちを持ちながら、そして期待もないままベトナムホーチミン空港に降り立った。