ホーチミン発羽田行ベトジェット出発まで3時間。
ベトナムの空港内は狭苦しく快適でない。
その分、町からは近いので、ぎりぎりチェックインが良い。
前回と同じ羽田便なので、貧乏スタイルでのバス移動。
国内便や短時間フライトならいいけど、長時間便の場合、1分でも早く飛び立てるブリッジ移動の方が気分的に楽。
B321は当たり前だけど狭い。
3列3列で真ん中に通路が1本。
席に着くが、周りにはほとんど人が座ってない。
自分の横も居ないし、前2列も人がいないし、反対側もほぼ座ってない。
最終バスと思われるものに搭乗して、それにもほとんど人が乗っておらず、既にほぼ人が座っている状態だと思ってたが、予定と違っていた。
最近はこんな事ってほぼなくなった。
考えてみると、アメリカ西海岸行きとか長距離便はこんな感じだった気がする。
横1列を独占できた。だからあの長時間のフライトも耐えられていたのかもしれない。
いつからか共同運航便と言うのがでてきて、状況は変わったと思う。
最近…というかここ20年はどのフライトもほぼ人がびっしり。
久々に飛行機の中で3列独占して横になって寝る事が出来た。
改めて、どんな狭い飛行機でも席を3つ独占できて横になれれば、楽なんだと思った。
やっぱり精神的にも肉体的にもかなり楽。
5-6時間位で羽田に到着。後ろの方の席だったので一番最後に降りる。
今回は4回のフライトの内、3回一番最後に降りた。
羽田は寒く、雨が降っていた。
出国・帰国時に雨が降っていた記憶はあまりない。
海外空港でも到着、出国の時に雨が降ってたこともないと思う。
日本は冬だから雨が降る確率は少ない筈なのだが、運悪く雨。
これでいつもの寝床(展望デッキ)で寝る事はできなくなった。
まあ雨でなくても、寒くて無理だったとは思うけど。
羽田空港内はどこも人がいっぱい。
年々、夜中に泊まる人が増えていってる感じがする。
結局、2周位ぐるぐる回ったが、場所の確保は出来なかった。
しょうがないので、ターミナルの方と逆の方に行く。
「羽田エアポートガーデン」方面に簡易なショッピングアーケードみたいのがあった。
なんとかベンチを確保。
ただ横になれないような加工をしてあるので、寝れない。
そこにバックパックを置いてバックパックにもたれるように横になると、警備員の人に「ここで寝るのは禁止なんですよ。」と言われた。
ルールならしょうがない。解放したらそこらじゅうで人が寝だすだろうしなあ。
そこで窓の外みたり、スマホを眺めたりして時間を潰した。
このままずっと起きててもいいかなと思ったが、ベンチに座っていて逆に疲れてしまった。
朝5時頃になるとベンチに寝てる人も減ってきて、ようやく空港内のベンチで寝る事が出来た。
朝7時を過ぎた頃、いつも通りターミナル巡回バスで国内線に移動。
第一ターミナルで降りて、そこのベンチでゆっくり。
ここは人も居ないし、ゆっくり過ごせてよい。
スマホも充電できる。
ただ24時間オープンではない。
そこから京急でまず品川。
品川駅も雨が降っていた。傘なしで歩くと、ずぶ濡れになる位降っていた。
駅前に吉野家があり、そこで牛丼を食べる。
旅一番のおいしい食事だった。
食に関しては、外食、自炊にしろ、日本が最強だ。
ダナンのホテルを朝7時半に出て、実家に着いたのは翌日10時頃。
時差があるので、丁度24時間かかって帰国した事になるのかな。
無職で時間あり、お金の方が大切(航空券が安いのが大切という事)とはいえ、気分的、肉体的には辛かった。
こんな感じで今回の旅は終了。
あまり印象に残らず、何をしたかもあまり覚えていなく、楽しいとも思わなかった旅。
とはいえ、やっぱり日本以外のアジアの方が気楽に生活できて、メンタルヒーリングという点で行って正解だったと思う。