48歳人生落伍者の軌跡~無職無能、楽園を探してアジアを彷徨う

旅でも移住でもない。アジアの町でただ生きていくだけ...

【2023ダナンHOTEL生活編】初めてダナンの街を歩いた

ダナンに来て約1ヶ月半経過。

考えてみると飯屋とホテル、カフェの 往復の毎日。

他は海へ数回行った程度。

本当に何もしていなかった。

初めて街を散策

一念発起して、対岸方面に歩いて行ってみることにした。

こちら側にはしっかりとした「街」がある。

バスターミナルへ行くバスの中から何度か眺めており、いつか来たいと思っていた。

まあ徒歩15分ほどで来れる場所なので、やや大袈裟な表現ではあるが。

いつもホテルから眺めてるが、 改めて見ると山、ビル、川、空のコントラストが綺麗な街だ。

 

「行動しないと何も変わらない」

先日、一冊の本を読んだ。

【ライフトラベラー / 喜多川泰著】

この旅でずっと悩んできた事の回答書のような感じで、驚いた。

今の自分にピッタリのキーワードが山のように見つかった。

その1つが「行動しないと何も変わらない。」

当たり前のことで、分かってることだけど、その通り。

動かなければ何も好転しない。

というわけで、半強制で「行動」する事にしたのだ。

 

観光地であろうハン市場に行った。

このあたりは妙に観光客が多く、「何があるのだろう?」とバスの中でいつも思っていた。

この市場以外は何もない感じだったが、これを見に来るのだろうか?

入って3分で飽きてしまい 退出。

昔はこういうところをブラブラするのが好きだったが、今は楽しさは1mmも感じない。

正直 東南アジアの市場はどこも 雰囲気、売ってるものが似たり寄ったりで目新しさもない。

何か 旅の楽しみがどんどん減ってる気がする。

新鮮さを感じない理由がわかった

ベトナムへ来て ずっと何か 新鮮さがない感じがしていた。

その理由がわからなかった。

今日、街を歩いていて分かった気がする。

「東京」の風景と大差ない感じがした。

ビルがあり、道が整備されていて木が植えられている。

渋谷の裏通りでも歩いてる感じだった。

新鮮味がない訳はおそらくそれだ。

外国、東南アジアへ来ているという感覚が薄いのだろう。

逆に言うと、感覚的に日本と変わらずに生活できるという事なのかもしれない。

それなりに綺麗で、快適で不自由がない。

 

これで一つの疑問が解けた。

ベトナムはすごくいい国 なのだが 何かしっくりこなかった。

人は 優しくフレンドリー。ご飯は美味しく、ボリュームがあり、野菜も豊富に取れる。

物価も安い。

ダナンに関しては、そこそこ南国っぽさがあるビーチもある。

これだけ欠点がなく、本当に住みやすい良い国でありながら、何かしっくりこなかった。

外国に来てるという気がしないのかもしれない。

それに色んなものが均質化して、ベトナム含め、アジアはどこの国、街も似たりよったりになってる。

人の服装も似たりよったり。

特にアジアの若者は日本を含め、バンコクベトナムでも皆、韓流スタイル、オーバーサイズファッション。

それぞれの地域の特色がなくなりつつあり、それも旅の楽しさが無くなってる1つの要因かもしれない。

 

初めてベトナムに来たとき、笠+アオザイでカブに乗る女性を見て、「ベトナムに来たんだなあ。」と実感した。

今はそんな姿でバイクに乗ってる人はいない。

毎朝、起きて窓の外を見た瞬間、時には町を歩いてる瞬間、「あれ?今、外国いるんだっけ?どこの国だっけ?」って思う。

それだけ今「ベトナム」という異国に居るという感覚が全くない

これはベトナム以外の国では思ったことがない。