夕方 バスターミナルに行ってサバンナゲート行きのバスを聞く。
朝9時発で100万Kip≒750円ということだった。
バスはまだましな 貧乏 バス。
20年前は 路線バスがなく ヒッチハイクでボロいバンの荷台の荷物の上に寝転がって移動した覚えがある。
話としては面白いのかもしれないが、くだらない旅をしていたものだ。
万が一、ベトナムのようにスリーパーバスがあれば、サワンナケートに行ってもいいかなあと思ったが、やはりラオス側にはなかった。
ベトナムに帰りたくなる
ラオスの国境側にいたら、ひもじくなってきた。
まともな飯屋が全然ない。ミニマートは埃っぽく少し高そう(実際はそうでもなかった。)
ダナンにいれば美味しい飯屋がそこら中にあり またカフェで安いコーヒーも飲める。
質の割には安くない宿、飯屋が待ち受けてることを考えると、サワンナケートへ行く気も失せた。行く意味ないし。
よってまずはベトナム側に戻ることを第一優先とした。
ビザラン+「 航空券なし」で国境を超えれるか
※ビザなし15日滞在許可の時は ベトナム出国の航空券が必要と記載があった気がしたが、ビザなし滞在45日になって その条件はなくなってる感じ。
入国できる確率は五分五分くらいかなという感じで歩いて 国境に向かった。
入国審査員は珍しく笑顔がまぶしい 愛嬌のある人。
いたずらっぽく笑顔で、5万ドンをちらつかせてた。やっぱり 賄賂だと確信。
払わなくてもちゃんと入国スタンプは押してくれた。
最初はビザがどうこう言っていたが、日本人は8月15日から要件が変わったことを伝えた。
入国滞在日数は45日。
かなり嬉しかった。
もし 入国できなかったら、手持ちの現金がほとんどなく、ラオスATMでお金がおろせない事で、ATMキャッシングの為に 翌日サワンナケートへ抜けて、タイのムクダハーンに行く必要があった。
そんなBP旅まがいの下らない旅はしたくなかった。
そのまま 歩いて ベトナム側ラオバオのバスターミナルへ。
ダナン行きは11時というで事で、あと1時間ほどあったので 町をふらつくことに。
何にもないとは言えない ラオス側よりかなりマシ。むしろ閑散としてて気持ちいいという感じ。
もし安ホテルが見つかれば泊まろうかな、と思った。
ベトナム側国境でも1泊
湖近くに一軒のホテルがあったので そこに行ってみることに。
階段上がった所の入り口はすごくおしゃれで綺麗なカフェ。
一瞬、原宿にいるような錯覚を覚えた。
このホテルは高いかなと思ったが、25万ドン。
20万ドン≒1200円にしてもらって泊まることにした。
部屋は湖が見える側にしてもらって テラス付きの部屋。
ここまで、ラオス宿からフラフラ歩いてきて、5kmくらいだった。
国境にこのような綺麗で快適な安ホテルがあるなんて素晴らしい。
国境の夕焼けは何故いいのか
ベトナム側でも、国境の夕焼けは何か感じるものがあった。
綺麗なわけでもない。 何があるわけでもない。
でも気分はすごく良い。旅してる、という実感が湧いてくるのだ。
又、見知らぬ、不便を感じる町をあえて旅してみようかな。
何か新たな発見があるかもしれない。