「旅って何が楽しいのだろう?」
ふと思った。
良くは覚えてないが、昔は海外で生きていくこと、生活全てが楽しかった気がする。
「町を歩く」「ローカル飯屋で食事をする」「ローカルバスに乗って歩き回る」
行ったことのない国、地域、場所に行くことも楽しかった気がする。
慣れてくると、今度は長期滞在して見たくなった。
そして「アパート」「コンドミニアム」を借りた。
「語学学校」に通ってみたりもした。
次は「海外就職」してみよう。
そして海外で就職した。
「海外で働き」「現地の銀行口座」を開き、「現地のお金で入金」され、それで生活する。
そして「車」を買ったり、「バイク」を買ったり。
全ての経験が新鮮で楽しかった気がする。
その時は自分にとって全てがチャレンジで、1つ1つの事をこなすことで達成感が得れていた気がする。
そんな事をしながら約30年。
今は旅の根本の楽しさが全く分からなくなっている。
飛行機での移動、バスでの移動、全てが苦痛。
バスの中から町の風景や外の景色をみるのが好きだった筈だが、今は全くない。
これは陸路旅の楽しさの1つだった筈。
でも待てよ。
一応「旅」とは言ってるが、これはただの環境を変えるための単なる滞在。
特に今回は、「自分の空間」を求めてここに来ただけ。
だから今は「旅」を楽しむとか、「旅」が楽しいかなどと考える必要は無いのかな?
そもそも旅云々でなく、今の生活全ての事、何が楽しいのだか分からない。
更年期障害?何か感情系の何かが狂っている?
その回答を求めて、今日もカフェで本を読み漁る。
「Kindle Unlimited」。色んな本を1ヶ月1000円ほどで読めるので助かっている。
苦しみながらも、こういう環境が得れるだけでもまし、なのだろうか。
本当に今は海外の町で「ただ生きているだけ。」