前回ダナンへ2ヶ月程滞在した。
そういえばHOTEL近く以外の場所にほとんど行ってない。
考えてみると、街歩きが楽しめるのであれば、毎日楽しめることはたくさんある。
Coopマートという場所があり行ってみることに。
バスステーションまで行く時に何度か乗った11番バスの通り道にある。
初めてダナンに来たときは、夜に送迎バンからここの風景を見て、新宿の明治通りっぽいなと思った。
日中みても全くそうは思わないが。
自分の好きな町並みでいつか来ようと思ってたが、 前回は一度も来なかった。
ここは観光客エリアや海沿い、いつものHOTEL周辺とは全く違う町並み。
歩道は広く歩きやすい。
ダナンは色んな表情のある町だと改めて思った。
この辺は観光地は何も無いのか、観光客は全く居なかった。それが又心地良い。
出来ればこの辺のHOTELで過ごしてみたと思ったが、全く無い。
正確には、あることはあるが、多分ニャギ系で200kはする。
200kなら海沿いのホテルのほうが綺麗で快適だと思う。
裏にはローカル色の強い町並みが広がっていた。
こういう場所を歩くと落ち着く。
ただ「あれ?何しにここに来たんだっけ?」とふと思う。
特に何かを求めに来たわけでなく、ぶらぶら街歩きして楽しいという感覚はとうの昔に失っている。
それに気づくと、急にさっさとホテルに戻りたくなった。最近ではよくある事だが。
夕食の弁当と明日用のバインミーを買って帰路につく。
そこからバス停に歩いていると、大きな像が。
北朝鮮っぽいというか、将軍様っぽいというか、社会主義国っぽいというか。
大きな(銅)像っていうと、中国、北朝鮮、旧ソ連のイメージが強い。
数年前、中国のカシュガルに行った時、すごく巨大な毛沢東像があった。
あの威圧感はすごかった。あんなのが町の中にあったらウイグル族の人も共産党に反抗する気なくすだろう。
これは威圧用でなく、英雄(母)を称える記念碑らしい。
改めて写真で見るとかなりでかい。
帰りは来たときと違うバスで帰ってみることに。
バス停はGoogleMapに表示されるから、すごく便利。
そういえば、ダナンは旅が楽すぎる。もしかしたらダナンというかスマホあるから旅が楽なのか。
バス自体はそこまで便利でなく、頻度も少ないが、何本かの路線がある。
多分どれも一律6k。
一律だから行き先は関係ないと思うのだが、たまに降車場所を聞かれるのが嫌だ。
下車する場所を打ち込む必要があるからなのかな、とか思う。
そういえば昔はこういうローカルバスに乗るだけで、楽しかった気がする。
何か旅慣れしてる感じで、ローカルバスに乗って移動出来ることがすごいって気がしてた。
そんなのアホでも出来ることなのに。
バンコク、シンガポールではいろんなバスに乗って、いろんな場所に行ってた。
雰囲気の良さそうな場所で降りて町を散策。
そんな事が楽しかった。
今はその事に意味も楽しさの微塵も感じない。
それにGoogleMapを見るだけで、町がどんな感じなのか分かってしまうし。
楽しさがなくなった根本原因が何か分からないが、ちょっと悲しいな。
今回、バス停へ歩く途中、何か懐かしいと思える景色に出くわした。
踏切の門は、どこからかおばちゃんが自転車でやってきて、手動で開け閉めしていた。
こういう光景をみると東南アジアを旅してるんだな、って気持ちになる。
今回の滞在では、強制的にローカルバスに乗る日を作って、バスに乗って町を散策してみようかな。
何か発見があるかもしれないし、又、楽しいと思えるあの感覚が戻ると期待して。