48歳人生落伍者の軌跡~無職無能、楽園を探してアジアを彷徨う

旅でも移住でもない。アジアの町でただ生きていくだけ...

【2023バンコク休息編】バンコク無職生活の日々①

久々にバスに乗り、外の世界へ踏み出してみる。

長時間ずっと部屋に閉じこもり、近所に食事の為に外出する程度では、さすがにストレスがたまる。

そこで気分転換のため、フェリーに乗ろうと川へと向かった。

 

昼頃行ったが誰もいなかった。おねえさんが次のフェリーは午後2時、と言っていた。

さすがに2時間待ってまでフェリーに乗ろうとは思わないので退散。

 

川の上流であまり使う人もいないよう。場所が悪かったか。

確かにフェリーは全然見なかった。

しょうがないので予定変更。昔住んでた場所の近くに行ってみる事に。

フェリーターミナルからバスで15分程の「バンヤイ」という場所。

 

住んでいた頃、BTSはまだ建造中だったが、既に開通した。

セントラルプラザもできており、行き交う人も増え、すっかり雰囲気が変わっていた。

当時の やや 田舎臭い雰囲気はなくなっていた。そこが良かったのに。

あの時も無職だった

思い出はやはりこうなる。ここに頻繁に来てた時も無職だったなあ、と。

とは言っても 今とは違い、もっと気楽な無職。

もうあれから11,2年経つのだろうか。

当時は、このバンヤイから5キロほど離れた一軒家に住んでおり、バイク(カブ系)でよくここまで来ていた。

バンコクと違い、広々とした 車線で交通量も比較的少なく、バイクで走るのが気持ちよかった。

外こもり場所はすっかり、廃墟に

The Square」というお気に入りの場所があった。

当時は完成直後っぽく、綺麗で、まだ テナントは空きが結構あった。人も少なかった。

人混みが嫌いな私にとっては最高な場所。

フードコートが明るく、綺麗で景色もよく、気分の良い場所だった。

BTS の駅ができたら 繁盛していくのかなと思っていた。

しかし今回行ってみると...

すっかり 廃墟になっていた。

周りには 人影もない。

まだ営業しているようで、中には入れたがもうテナントは90%入ってない。

というか開いてるのはアムウェイ、セブン位。

恐らくその後、BTSは開通したものの、セントラルプラザに客もテナント利用者も奪われてしまい、その後コロナの影響も受け、不遇な運命を辿ったのだろうと推察される。

投資した人間は大損だろうな。結局、最初から最後まで全く人が入らずほぼ寿命。

こんな大きな失敗は見たことがない。コンドミニアムだったら結果は違ったろうに。

 

しかし10年で建物もこんなボロボロになるとは。

東南アジアの建物は劣化が早い。材料が悪いのか、技術不足なのか、使用者の扱いの問題なのか。砂埃で汚く見えるのも影響してるのだろうか。

なぜか悲しい気持ちに

久しぶりに「バンヤイ」に立ち寄ると、寂しい気持ちが溢れてきた。

それなりに思い出に残る生活だったからだろうか。

あの頃の日々が、まるで昨日の事のように鮮明に蘇る。

同じ無職なんだけど、あの頃の気楽な無職に戻りたい。

 

でも何が違うのだろう?

年齢が増えただけで、良くも悪くもそれ以外は何も変わってない。

じゃあ、あの頃のように気軽な無職を楽しめるのではないかと思うのだが。

 

50歳という年齢が重いのだろうか。

いつでも又仕事は出来る、からほぼ無理(だろう)に変わってしまったからだろうか。