48歳人生落伍者の軌跡~無職無能、楽園を探してアジアを彷徨う

旅でも移住でもない。アジアの町でただ生きていくだけ...

【2023南インド編】苦悩。旅の楽しさが分からない...

日本を出て1ヶ月経つが楽しいと感じたことは1度もない。

宿探し、移動、全てが負担に感じる。特に食堂探しが大変。

普通においしくて満足できる食堂もない。見つからない。

アパートでの自炊生活を思い出し、(食生活的には)あの時は良かったなと回想してしまう。

食費で言うと月2万1千円程度で1日700円。それで肉をガッツリ食えて、毎食お腹一杯食べれるならそれが一番。

自炊と外食の違いはあり単純比較はできないが、食事に関しては日本が一番コスパがいいと感じる。

楽しくないのに、何故旅をしているのか

誰でも普通はそう思うだろう。

数か月旅をすると言うと周りはいいですね、羨ましい ですねという。

しっかりとした日本人的人生を送ってる人から見るとそうなるだろう。

自分の場合は 選択肢がないからその道を選んでいるだけ。

一番気が楽な選択をしているだけ。

仕事をしないのが楽という事ではない。毎朝決まった時間に起きる必要がないから楽、という訳ではない。

仕事の人間関係が辛い。日本の生活のなんとなく嫌だ。

その辺から逃れるためには、海外へ出るしかない。

全てが良いわけではないが、少なくとも精神的には楽になる。

他人との融合は必要なく、何があっても全て自己責任。

乞食、ホームレスの方々をみて、皆すごいなと思う

30年前のインドの光景と変わらないものがあった。

それは乞食だ。文字通りの人々に手を差し出し、恵みを乞う。

毎日10人位には手を差し出される。

※写真内の人は物売りの方です。

ふと彼らの生活を考えてみた。

多分毎食食えるお金もなく、寝床もない。

暑い中歩き回ったり、日の当たる場所に座り込み、お金を乞う。

それも毎日。今日も明日も明後日も。

終わりが見えない。死ぬまでそれを続けなければならないのだろうか。

それでも何故生きようという気力が生まれるのだろうか。

よくは分からないが 、自分の能力不足や努力不足で乞食になったとは思えない。

一方、自分はと言えば仕事の能力や他人と調和する能力がなく日本社会の脱落者だが、苦悩を抱えながらも旅をしながら生きる事ができてる。

人生は不平等だ。日本人に生まれて良かった。

いや、日本人だから、この苦悩が生まれるのか。よく分からない。

自分はインドの乞食以下の存在かもしれない

今もそうだが少なくとも3食食堂でご飯を食べれる。 

喉が渇けば ジュースも水も買える。

ベッドがある宿に寝泊まりできてる。

労働する必要はない。

それだけで満足しなければならない、のかもしれない。

一方、乞食の方々は、毎日生きるのに必死。

もし自分がその環境に今おかれたら、生きていく自信はない。