重い腰を上げて、というか残りの滞在日数が、もう1週間位しかない事に気づい
て、動くことにした。
後先の事を何も考えず、何故かSoloに8泊もしてしまった事が影響している。
ジョクジャからはいつも通り列車旅。
今回の旅では見慣れない、新鮮な景色に出くわした。
インドのダージリンを思い出した。
考えてみると山がある場所は何処もこんな感じなのかもしれないけど。
単線なのか、電車待ち停車が2回ほどあった。
列車が止まっている時、外に出た。
のんびりとした列車旅って感じの光景。懐かしさを感じた。
到着は夕方6時。
飛行機の8時間に比べて、全然楽だった。
空間が広く圧迫感がないせいか、座席が広いからか、はたまた景色が見えるからか。
駅を出ると既に真っ暗。ジャワ島の夕方6時はかなり暗い。
店は全然開いてなくゴーストタウンのよう。
バスに乗ろうとしたが、乗り場も分からない。
結局、Grabバイクで宿に。
疲れた末にたどり着いた宿が激狭の共用シャワートイレの部屋。
情報が違うのでAgodaに連絡。
半額分戻してくれる(600円程度)事になったが、それで今晩共用シャワートイレで過ごさなければならないという事がチャラにはならない。
シャワートイレが外にあると、ゆっくり過ごせないし、気持ちが休まらない。
居心地悪いので、翌朝早々街へ出る。
昨日歩いた駅前は汚かったが、他はどうなのだろう。
しかし町中至る所が汚い。
イメージとは全然違っていた。
勝手に高原都市バンドン=綺麗だと思っていたが、正直今回行った中で一番汚い町。
翌日ジャカルタに行く事を即決した。
又、公共交通機関のバスが初心者には使いづらい。
今回行った街の中で、一番旅のしづらい街と感じた。
バンドンに来た1つの目的は「アジア・アフリカ会議」(バンドン会議)が開かれた会議場を見る事。
宿から歩く事20分、地球儀のモニュメントがあり、それらしき雰囲気になってきた。
そこから5分歩くがそれらしいところはない。
けど、どう見てもここだと思える、国旗を掲げるポールが並んでいる場所があった。
正直、「え?ここがあの?」って思った。
勝手に、東京ビックサイトのような感じの空間と建物をイメージしていた。
この中に、あの立派な会議場があるのか。
この外見を見て、逆に中の会議場をすごく見てみたかった。
しかし6月まで改築か何かで入れないという事だった。
勝手に想像していたことだが、バンドゥンはインドネシアで一番先端を行く町って思っていた。
全然違っていた。むしろ逆であり、それに加えて汚い。
ちなみに去年インドのバンガロール行った時も似たような事を思った。
インドのITシティー・バンガロールみたいな感じでテレビで紹介される事があるが、全然そんな事はなかった。
1つイメージと合致した点があった。
街を訪れた時はその事はすっかり忘れていた。
街の人を見ている時に、顔立ちが整っている事に気づいて、そういえばバンドンって美人が多いって情報を遥か昔にどこかで聞いたことがある。
それ以来、「バンドン=美人が多い」とイメージしていた。
そう思って改めて見返すと、美人が多い気がする。
バンドゥンは汚い町と散々書いたが、観光のメインは多分、郊外。
温泉があったり、綺麗な山々があったり。
でも、まあバンドゥンももう来ることはないのかな。