48歳人生落伍者の軌跡~無職無能、楽園を探してアジアを彷徨う

旅でも移住でもない。アジアの町でただ生きていくだけ...

【2024タイ旅(仮)】ファン付き地元宿で心地良い気分に浸る

コラートに来て1週間経つが、いまだ目的地決まらず。

30日後の出国とその後の滞在場所をどうするか。

北(ラオス)へいくか、東(カンボジアベトナム)へ行くか、南(マレーシア)へ行くか。

航空券の値段やどう行くかなど考えてると、どうしようもなく面倒でしょうがなく嫌になる。

やっぱり旅はしたくないのだろうな。

 

コラートに来て、ホテルはすでに3回変更しており、今回4回目。

この旅初のファンルーム。

この地元宿は前回歩いて見つけた所。

旧バスターミナルの真裏にある「First Hotel」というホテル。

300B≒1335円/1泊

外見とロビーは綺麗に見えるが、中は年季の入った古びた中華旅社。

泊まるのは初めてだと思う。

タイへ来て1週間。

朝と夜は結構涼しく、エアコンは必要ないと感じた。

 

入った瞬間は部屋が暗く陰気な感じで、ちょっと拒否反応がでた。

ただ数十分すると慣れてくる。

むしろ昨日のACルームより机が広くて、机の上からのライトもあり作業するには良い。

 

1週間してようやくコラートの中心街に来た。

今までは3か所泊まったが、アパートの間貸しみたいなものだったので、全て町外れ。

昨日、一昨日はこのペントハウス群の中の1つの部屋に泊まった。

昼間も夜もシャッターが閉まってるゴーストタウン状態。

夜でも周りの部屋の明かりが1つもついてないのには驚いた。

こんな所だと誰も借りないし、買わないだろうな。

その宿にも「売ります」の看板が貼ってあった。

部屋は綺麗だが、机がないので大きなマイナス点。

325B≒1447円なので、1段階あげた予算2(生活費2500円/1日)に収まる宿にやっと泊まることができた。

テラスがあり、朝夕はドアを開けてると、そよ風が入ってきて気持ち良い。

その時に思った。「今の時期はエアコンが必要ないのでは?」

なぜか今までACルームにこだわりすぎていた。

 

この宿も満室で予約が取れなくなり、町の中心部の宿に移動せざると得なかった。

夜、この環境(暗い部屋、天井ファン、寂れた感じ、生暖かい風)でパソコンに向かっていると、なんとなく昔味わった心地よい感覚が蘇ってきた。

あの時は何も疑問も持たずこういう生活をしていた。

将来の不安もなく、というか考えたことがなく、なんとなく海外で生活しているだけで満足だったように思う。

それこそ「一日一事」で、何か1つやるだけで満足していた気がする。

そしてそのうちに「~へ行ってみよう。」「~の勉強をしに学校に行ってみよう」「~で仕事を探してみよう。」など次にやりたい事が出てきていた。

同じことをしているのだが、何故今とは全然感じ方が違うのだろう。

 

「1日2000円以内で生活する」という下らない目標をもって毎日過ごしていて、且つその生活を楽しんでいたのかもしれない。

そして、それによって達成感、満足感を得ていたのかもしれない。

下らなく、レベルの低い、誰でもできる事なんだけど、自分を含めて多くのBPはこんな感じな気がする。

30年たっても物価感覚が変わらず、相変わらず2000円生活しかできない自分を卑下するのではなく、何も考えず「馬鹿」になって素直に楽しめばいいのかな。

まあ馬鹿な結果、物価感覚が変わってない(給与が大卒初任給時代からほぼ変わらない)訳だし、それが自分の労働人生の結果=能力だった訳だし。

人としても、労働者としても、全く成長せず、成長できなかった自分。

それを嘆いたところで何も変わらない。

あまりあれこれ考えず、楽観的に生きていくのがいいのだろうな。

まあそれが出来ればこんなに悩んでないんだろうけど…