コラートに来て1週間経つが、いまだ目的地決まらず。
30日後の出国とその後の滞在場所をどうするか。
北(ラオス)へいくか、東(カンボジア、ベトナム)へ行くか、南(マレーシア)へ行くか。
航空券の値段やどう行くかなど考えてると、どうしようもなく面倒でしょうがなく嫌になる。
やっぱり旅はしたくないのだろうな。
コラートに来て、ホテルはすでに3回変更しており、今回4回目。
この旅初のファンルーム。
この地元宿は前回歩いて見つけた所。
旧バスターミナルの真裏にある「First Hotel」というホテル。
300B≒1335円/1泊
外見とロビーは綺麗に見えるが、中は年季の入った古びた中華旅社。
泊まるのは初めてだと思う。
タイへ来て1週間。
朝と夜は結構涼しく、エアコンは必要ないと感じた。
入った瞬間は部屋が暗く陰気な感じで、ちょっと拒否反応がでた。
ただ数十分すると慣れてくる。
むしろ昨日のACルームより机が広くて、机の上からのライトもあり作業するには良い。
1週間してようやくコラートの中心街に来た。
今までは3か所泊まったが、アパートの間貸しみたいなものだったので、全て町外れ。
昨日、一昨日はこのペントハウス群の中の1つの部屋に泊まった。
昼間も夜もシャッターが閉まってるゴーストタウン状態。
夜でも周りの部屋の明かりが1つもついてないのには驚いた。
こんな所だと誰も借りないし、買わないだろうな。
その宿にも「売ります」の看板が貼ってあった。
部屋は綺麗だが、机がないので大きなマイナス点。
325B≒1447円なので、1段階あげた予算2(生活費2500円/1日)に収まる宿にやっと泊まることができた。
テラスがあり、朝夕はドアを開けてると、そよ風が入ってきて気持ち良い。
その時に思った。「今の時期はエアコンが必要ないのでは?」
なぜか今までACルームにこだわりすぎていた。
この宿も満室で予約が取れなくなり、町の中心部の宿に移動せざると得なかった。
夜、この環境(暗い部屋、天井ファン、寂れた感じ、生暖かい風)でパソコンに向かっていると、なんとなく昔味わった心地よい感覚が蘇ってきた。
あの時は何も疑問も持たずこういう生活をしていた。
将来の不安もなく、というか考えたことがなく、なんとなく海外で生活しているだけで満足だったように思う。
それこそ「一日一事」で、何か1つやるだけで満足していた気がする。
そしてそのうちに「~へ行ってみよう。」「~の勉強をしに学校に行ってみよう」「~で仕事を探してみよう。」など次にやりたい事が出てきていた。
同じことをしているのだが、何故今とは全然感じ方が違うのだろう。
「1日2000円以内で生活する」という下らない目標をもって毎日過ごしていて、且つその生活を楽しんでいたのかもしれない。
そして、それによって達成感、満足感を得ていたのかもしれない。
下らなく、レベルの低い、誰でもできる事なんだけど、自分を含めて多くのBPはこんな感じな気がする。
30年たっても物価感覚が変わらず、相変わらず2000円生活しかできない自分を卑下するのではなく、何も考えず「馬鹿」になって素直に楽しめばいいのかな。
まあ馬鹿な結果、物価感覚が変わってない(給与が大卒初任給時代からほぼ変わらない)訳だし、それが自分の労働人生の結果=能力だった訳だし。
人としても、労働者としても、全く成長せず、成長できなかった自分。
それを嘆いたところで何も変わらない。
あまりあれこれ考えず、楽観的に生きていくのがいいのだろうな。
まあそれが出来ればこんなに悩んでないんだろうけど…