出国前の話だが、締め日の関係で、初日労働分1日のみの給与が振り込まれた。
といっても下級労働なので1万円ちょっと。
未だに、中学生のお年玉並の金額でも嬉しく感じるのは下人である証だろう。
多分社会人になれば、1万円なんて僅かなお金って感じるんだろうけど、この年になっても自分にとっては大きい金額。
良くも悪くも物価感覚は中学生時代から変わらず。良くはないか。
せっかくなので、何か欲しいものを買おうと思った。
アマゾン、楽天市場を見てみる…が何も無い。
CL保存液が安く2本で1000円程度。送料無料の為あと千円無理にでも何か興味あるものをと探すが…何も無い。
結局保存液も買えず。
ユニクロ、ワークマン+、ニトリなど行ってみる…が欲しいものは何も無い。
唯一以前から欲しかったのは、2ポートのPD充電器。
前回の旅で充電には苦労した。帰国したら買おうと思ってたもの。
しかし帰国後ダイソーを探し回るが2ポートタイプはどこにも売ってない。Seriaにも売ってない。
全て1ポートのみ。
苦労してようやく新大久保コリアンタウン近くのCAN★DOで見つかった。
結局、PD製品以外、ダイソーで100均製品を7点程買った。
しかしこのわずか770円の充電器と、100円製品を7点買っただけで、嬉しく感じ、満足感が得れた。
数十万のボーナスが入る人であれば、人によったら、「いい時計を買いたい。」「いい車を買いたい。」「一流ブランドの服や製品を買いたい。」となると思う。
僅か千円ちょっとでこの満足感が感じれる自分で良かった。
「無能労働者」の分際で、贅沢を好む人間だったら大変だったに違いない。
そのへんは持って生まれたものという感じがする。子供の頃からそうだった。
ある意味唯一の「才能」と言ってもいいのかもしれない。
日本では買うものがなかったので、ダナンへ行って何かプチ贅沢をしようと思ってた。
そしてダナンへ来て約1週間。
通常通り、質素な生活で満足をしてしまっている。
今日も「ダラートワイン」60k≒348円を買うかどうか悩んだ末買わなかった。
この前の下級労働15分ぶんで買えるじゃないかよ、と心のなかで思いながらも。
せっかくだからベトナムのワインを飲もう、より別に好きでも無いもの何の為に飲むんだ?って気持ちが勝ってしまった。
その変わりと言っては何だが見た目が高級そうなマンゴーを買った。
と言っても16k≒93円。それで満足である。
見た目ほど美味しくはなかったけど…
来週は前回行ったステーキハウスに行って、迷った末注文出来なかったステーキセットを食べよう。