とうとう帰国日。
いつも最終日はちょっと気持ちがブルー。
移動もあるから離陸まであと12時間、実家到着まであと24時間ある。
その間、プライベート空間でゆっくりできない状況で、ずっと外で過ごさなければならない。
ホテルは≪12:00≫にチェックアウト。
まずはいつもの飯屋でNasiAyamを食す。
いつもの何気ないルーティーンでも、今日が最後で更にこの後ゆっくり出来ない事を考えるとちょっと寂しくなる。
炎天下の中、宿に歩いて戻るのも億劫になり、Grabでバイタクを呼ぶ。
宿によって荷物をピックアップしてそのまま港に。
楽で簡単すぎる。
タンジュンバライ港についてフェリーチケットを購入。
こうしてみるとこのチケット売り場もすごく綺麗になっている。
インドネシアのフェリーのチケット売り場は暗くて汚くて暑いイメージしかった。

出航まで、まだ1時間以上ある。
ターミナルを出た所にある、バイタク暇つぶしポイントに行く事に。

海は汚いし砂浜がある訳でもない。何か特別なわけでもない。
でも海風が本当に心地いい。
それだけで十分快適。
フェリーは定番のPENGUIN Ferry。
これを見ると、バタム、カリムンに来たんだと実感する。

フェリーは≪14:00≫過ぎにカリムン島を出航。
この瞬間、少し寂しい気持ちになると共に、またいつか来ようと思う。

この景色を見ると、この島に来た3日前のあの日に戻りたくなる。
離れ行くカリムン島を見えなくなるまでずっと眺めていた。
海上ではタンカーも良く見かける。
こういう景色も新鮮で良い。

フェリーの乗る事、1時間半程。
シンガポールが見えてきた。

今回はこのシンガポールに上陸しないといけない。
いよいよ旅も終わりに近づいている、という感じ。
そしてセントーサ島が見えてきた。
10日前にはこの浜に居たんだよな。

この辺にでかいマーライオン像があって、それを眺めながらここをフェリーで航行するのが、マストのルーティーンなのだが、それが見つからなくて、ちょっとがっかり。
後で調べてみると、数年前に既に取り壊されていたらしい。
そしてVivoCityが見えてきて、港に到着。
これでフェリー旅は終了。

ここの入国審査場。
いつもかなりの人が並んでいて、1時間は並ぶ覚悟をしていたが、一人も並んでおらず5分で通過。
日本もそうだが、パスポート自動読み込み、顔認証みたいのが導入されて、スムーズになった。というか最近は日本もそうだが、入国審査で一人も並んでない。
こういうのも便利でよいのだけど、味気ない。
こんな感じであっさりと≪17:00≫にシンガポールに入国。
とりあえずいつも通りホーカーズ方面に真っすぐ歩く。
このHarbourfrontCity内のこの場所を歩いていると、すごく懐かしくワクワクした気持ちが湧きあがってくる。
特に何かある訳ではないので、何故ワクワクした気持ちになるのかよく分からない。
シンガポール在住時に島へ渡るときの通学路的な感じで通っていたのだが、その時もそんな感じだった気がする。
こう考えると、あの時もなんだかんだで楽しかったのかな。
そのままKFCに向かった。
S$5ミールを食べたかったから。
しかしバーガー系のミールは全て売り切れ…。
こうなると意地でもS$5ミールを食べたくなってくる。
隣のVivoCity内にあるみたいだったのでそちらに移動。
20分近く歩き回ってようやくKFCを発見。

≪17:25≫。S$5ミールを注文。
ここでもVisaタッチが役に立った。
S$5≒645円。在住時のレートだと325円。
こう考えると、物価上昇より為替レートの方が影響が強いのかな。
Visaタッチ・EPOSカードの為替レートはあまりよくない。
当日の為替レートはS$1≒125円に対して、カード会社のレートは129円。
KFCで食事をしながらゆっくりしたがまだまだ時間はある。
Vivo Cityの外に出て海側を散歩する事にした。

この先にある道を右に行けば歩いてセントーサ島に行ける。
今回は荷物もあるし、行く気にはならなかった。
朝とか夕方に散歩すると気持ちよさそうだ。

そしていつものVivo CItyの屋上に向かう。
やはりここがいいかな。
足まで浸かれるプールがあるから、なんとなく涼しく感じるし。

眺めが良く、人が少なく、静かな場所を発見。
地べたに座り壁に寄りかかり海を眺める。
やっぱり貧乏人のリラックススタイルはこれだ。
「屋上テラス+デッキ+素足」。
生暖かい海風。本当に気持ちいい。
南国ならではの心地よさが全身にしみわたる。
正直、わざわざセントーサ島へ行くより、ここで過ごすほうが断然いい。
今後は、ここで飛行機の時間までここでゆっくり調整するのが定番になりそうだ。
今回の旅は、このテラスから始まり、このテラスで終わった。
雨の早朝にシンガポールへ到着し、そのままここへ移動してきた。
あれから約10日。島を経由して、再びこの場所に戻ってきた。
海風を感じながら対岸のセントーサ島を眺めていると、この10日間の出来事がゆっくりと頭の中に浮かんでくる。
特別に「楽しかった」と思う瞬間はなかったけれど、振り返ってみれば、それなりに心地よい日々を過ごしていたのかもしれない。
「到着したあの日に戻りたい」と思うのは、きっとそういうことなんだろう。
旅の最終日になるといつも感じる、「まだこの地でゆっくりしたい」という気持ち。
その思いがあるうちは、きっとまだこの「旅のような生活を続けていけるんだろうな」、とふと思う。