48歳人生落伍者の軌跡~無職無能、楽園を探してアジアを彷徨う

旅でも移住でもない。アジアの町でただ生きていくだけ...

【2026リアウ諸島船旅】爽快なフェリー旅。色彩を感じる島カリムン島。

いよいよカリムン島に出発の日。

フェリーターミナルまではGrabで行く。

10分ぐらいで到着。楽だ。

そして フェリーチケットを購入。

MV.OCEANNA INDAH

144k≒1350円

距離的にはシンガポールまでの、2,3倍はあるから安いと思う。

前回が130kだったので そこまで値上がりしていないので良心的だ。

自分にとってのベストシートを確保。

ローカルの人というか東南アジア人は基本的にこういう席には暑いから座りたがらない。

白人旅行者がいると、こういう 屋根のない所や直射日光に当たるような場所でも平気で座ってるからうっとおしい。

同じ フェリーでもやっぱり ローカルしかいない路線が最高。

しかしこのレベルのフェリーがインドネシア地方路線を走るようになる時代が来るとは。

綺麗で大きく快適。

国内路線のフェリーは昔は小さくて古くて人がいっぱいのイメージしかなかった。

 

フェリーは予定を少しオーバーして13時10分頃にバタム島・ハーバーシティを出航。

港からの航跡と出港地を眺めるこの風景。

「旅してる。」って感じがして 好きだ。

シンガポール出航時にこれができてたら、バタムでの気分もだいぶ違ったのかな。

 

しばらく走ると前方に別の島が見えてくる。

遥か向こうには シンガポールのビル群。

これもこのフェリー旅での好きな風景の1つ。

この海峡を一つ隔てるだけで、埋めがたい経済格差があるのが不思議だ。

ここを フェリーで旅することでその経済格差を肌で感じることができる。

それが好きで頻繁にこの路線を利用していたのかもしれない。

 

しばらくは シンガポールを眺めながら並行してフェリーは進んでいく。

それを抜けると左右の小さい島々を眺めながら 船は直進。

 

久しぶりの海風を感じながらのフェリー旅。本当に気持ちいい。

人口密度ゼロ地帯はやっぱいい。

波に揺られながら そして強い海風を感じながら進んでいく。

 

シンガポールから出航する時も船室ではなく、船上で景色を眺めたかった。

甲板からセントーサ島や巨大なマーライオン像を眺めながらバタム島へ向かうというのは、一つの儀式。

気持ちを盛り上げる 一つのかなり重要なパーツだったようだ。

今回 それが欠けていた。

フェリーに乗って1時間半。

タンジュンバライが見えてきた。楽しい気持ちが湧き出る瞬間。

そうそう、この景色。

また戻ってきたな って感じ。

この景色を見ると、初めてここを見た時のことを思い出す。

それはバタム島からスマトラ島Dumaiへフェリーで行った時の事。

2002年なので、20年以上前の事。

バタム島セクパンを出たフェリーはスマトラ島に向かう途中、この島を経由した。

その時まではこの島の存在は、知らなかった。

バタム島を出たら後は 人の住んでない 小さな島々を縫って走って、Dumaiまでいくものだと思っていた。

しかし 突然 目の前にカラフルな家がいっぱいある大きな町がある島が現れ、衝撃を受けた。

こんな場所に漁村とかでなく、町がある。

上陸して自分の目で何があるか確かめてみたい。

ガイドブック や 地図には載っていないような島の町、ってどんな感じなのだろう?

すぐにでも下船したい衝動に駆られた。

当然それは突然の事だったし、スマトラ島に行くのが目的だったので、その時は港をみただけで終わってしまった。

 

そのことはすっかり忘れていた数年後の事。

バタム島を訪れた時、近くの島まで色んなフェリーが出ている事を知り、行ってみようと思った。

その行き先が「TanjunBalai」。

「Karimun」という島の名前になんとく惹かれた。

フェリーがその島に近づくにつれて、デジャブ 的な気持ちが出てくる。

なんか見た時あるような風景の気がする…。

初めて行く場所なのになんだろう?

 

記憶の中にある一つの風景と合点した。

「あの時のあの島だ!」

その瞬間、すごくワクワクした。

あの時に上陸したいと思って叶わなかったあの島に今から上陸できるんだって。

 

あれからこの島にはもう7、8回訪れているのだろうか。

そして上陸。

以前、こんな立派な看板あったかな?

港もどんどん綺麗で立派になっている。

 

下船後いつものホテルまで歩く。2km位あるので結構遠い。

すごく懐かしいという感じはなく、良い意味で何も変わってない。

多分これが島一番の目抜き通り。

しかし、とにかく蒸し暑い。

確かに いつもこんな感じだったような気がするけど。

シンガポールもナゴヤもそれなりに湿度が高くて蒸し暑かったが、ここはそれ以上。

少し歩くだけで汗が吹き出てくる。

のどの渇きもそうだが、お腹が空いた事も有り、パイナップルを買う。

一口食べて、ラマダン中なので、大っぴらに食べれないことに気づく。

 

しかし貧相なパイナップル一切れ。

初期の滞在時は1k=7円程度だったのに今は5k≒47円。

5倍の値上げ。現地の人も良くこれで買えるよな、と思う。

正直安くないし、日本に居てDoleのパイナップル缶かった方が全然良い。

インドネシア以外でもそうだが、こういう南国フルーツ的なものでも、もはや現地で買ってもそんな安くはない。

バナナなんかもタイ、インドネシア、フィリピンより日本のが安くて質もいい。

 

この島が好きなところは、いわゆる観光地で見るような旅行者がいないということ。白人 旅行者だったり、BPが皆無な所。

本当に現地の人が普通に生活している場所。それがいい。

 

島と言っても、島から想像されるようなものは一切ない。

透き通った海水のビーチや白い砂浜や激安のシーフード料理。

正直わざわざバタム島やシンガポールから来るようなものではない。

ホテルに到着後、荷物をおろしてすぐに町に飛び出す。

久々にカリムンの町をブラブラ。

まあ分かってる事だけど、特に何もない。

でもこの郵便局から絵葉書を送ったりと、思い出は色々あるのかな。

 

マイナーな島な筈なのだが、実は何故か創価学会の支部みたいのがある。

前々回つまり10年程前にその存在に気づいた。

何故こんな小さい島にあるんだろう。

いままで1度も人の気配も感じた事がなく、常にシャッターが閉じている感じがする。

日本に居ると拒否反応がでるが、海外に居ると一応、日本的なものだからなのかちょっとうれしく感じてしまうのが不思議だ。

 

考えて見ると、今回この島に来たかった理由が良く分からない。

特に何があるわけでもないし。

でも数年に1回、すごくバタム島、カリムン島に訪れたくなる。

こんな感じで死ぬまで5年ごと位にあと4~5回位は訪れる事になるのかな。

バタム島やその他の場所もそうだけど、もしかしたらその変化を見たり感じたりするのが楽しいのかな。

そう考えると、前回のラヨーンやバンコク西部、前々回のアユタヤなど、実は旅を楽しめているのかもしれない。