48歳人生落伍者の軌跡~無職無能、楽園を探してアジアを彷徨う

旅でも移住でもない。アジアの町でただ生きていくだけ...

【2026リアウ諸島船旅】バタム島。ゴミだらけの街…これでいい

セントーサ島はもう10時過ぎで限界。

モノレールに乗って一気にVivoCityへ。

楽すぎる。やっぱり 世の中金次第。

セントーサから乗れば 無料 だが、VovoCityから乗るとお金がかかる。

そして ハーバー ターミナルへ行って、13時15分発のフェリーチケットを購入。

待ち時間に駅近くの「いつもの」ホーカースへ。

シンガポールに住んでる時に食事をするために何度もここに来た。

美味しい飯屋があるわけでもない。でもなんとなく雰囲気が好きだった。

今となってはどういう雰囲気が良かったのかよくわからない。

 

そしてフェリーターミナルに向かう。

一応 出国 なんだよな。荷物検査から出国審査までは5分程度で終わった。

バタム島のHarbourCityへ行きたかったので、運航会社は多分Horizon一択。

このフェリーは外へ出て風や海の匂いを感じられないから、好きではないし、味気ない。

運賃はS$43≒5,300円 ※現在の為替レート123.29円

前回はS$25≒1,895円※2019当時の為替レート 75.82円、だったようなので3倍近くになっている。

物価高 と 円安。

往復で約1万円。さらには ビザ代 5000円。

正直 普通に考えると15000円まで払ってわざわざ 向こうに行く価値はない。

 

フェリーは多分1時間くらいでインドネシアのバタム島HarbourCityについた。

ここは一度来たことがある。町まで歩いて行けることがいい。

しかし 前回も歩いて行った気がしたが全然町の記憶がない。

あーそういえばこんな景色 あったなってこともなかった。

そして思ったよりも 全然遠かった。

後で記録をみてると、港から「歩いた」というのは記憶違いで、町から港までGrabに乗って行って近いから安かった、というのが真相っぽい。

記憶がめちゃくちゃ。でたらめな記憶が作られている。

 

歩いてると、蒸し暑くて喉が渇く。

シンガポールの空港を出る前に一度 水を足したが、セントーサ島ですでに水がなくなっていてずっと喉が乾いている状態。

その後 ショッピングセンター内で無料の水分補給ポイントを探したが1つもなかった。シンガポールは 空港以外はそういうのはないのかな。

昔は どのフェリー会社もフェリー内で無料の水を必ず 配っていたが、そのサービスももうなくなってしまったようだ。

50代にもなって水すら買えない 貧乏人。

しかしどうしても炭酸…CokeZero が飲みたくなってAlfaMartで購入。

1リットルでRps8500≒79円。これはまだ 日本よりは安いか。

 

街の中心に入っていつもの光景が見えてきた。

「相変わらずゴミのような街だ。」とつぶやく。

失礼かもしれないけど本当にゴミだらけなのだ。

前回も そして今回もこの風景を見て同じことを思った。

でもこれがいい。

これを見ていつも安心する。

どの東南アジアの国も町 もどんどん 発展してる。

綺麗になっていき独自色がなくなり単一化されていく。

しかしこの町は違う。正確にはこの町の この区画だけかもしれない。

前回以上にゴミだらけになってる。

悪臭 ただよう泥道。得体の知れない 水分でドロドロになった道。

気分が悪くなり、吐きそうになり、道を歩ききる事すら出来なかった。

1/4 くらい歩いた所でドロップアウト。

世の中 いろんなものが進化する中これだけ時代に逆行して退化してる姿がすごい。

「バタムに帰ってきたんだなあ」ってこの景色を見ていつも思う。

いつまでも この光景は変わらないでほしい。

 

そして 思い出のある「Hotel Gloris」に到着。

と言っても何か 深い思い出があるわけではなくただ単に 多分初めて来た時にここに泊まって、それ以降しばらくは常宿になっていた。

最初は車のドライバーに連れてきてもらったのかな。

あれから20年くらい経つのだろうか。

まだ健在なのが嬉しい。

 

荷物を降ろして早速街を歩く。

いつも思うが東南アジアの建造物は老朽化が激しく早い。

新しいショッピングセンターができたと思ったら数年後には ボロくなり そしてその後閑古鳥状態が続く。

このCenter Pointという ショッピングセンターもその一つ。

今回 、もう廃墟と化していた。

バタムに来るようになって何回目かの時に、この新しい ショッピングセンターができた。

それまでは「Ramayana」が自分の中では一番綺麗で大きいショッピングセンターだったので、綺麗なショッピングセンターができてよかったと思った。

ただ 当初からそんなに 店も入ってなく、これから 店舗も入り人も増えていくのかなと思っていたが、そんなことにはならなかった。

ここに入っていたレストランの香港 ヌードルがすごく美味しくて好きだった。

独特の麺のスープは他で食べたことがなく、今でもまた食べたいと思っている。

このショッピングセンター、その後何度か訪ねても、一向に繁栄する感じがなくいつの間にか その香港 ヌードルの店もなくなってしまい、細々と ショッピングセンターは続いている感じだった。

7年前に来た時は、ほぼ中の店がない状態だったが、ショッピングセンター自体はやっていたような気がする。

そして今回潰れていた。外になんか売り出しの看板出ていたから、ショッピングセンター自体を売りに出しているのかもしれない。

このショッピングセンターも絶対大赤字だよな。

バンヤイのあのショッピングセンターと似たような運命だ。

しかし出来立ての綺麗なショッピングセンターが、数年経つともうボロが出てきて、今はもう廃墟状態。

なんかこのショッピングセンターの時系列での状況は、日本経済の衰退 状況と重なる気がする。

ショッピングセンターができた頃には シンガポールでの日本企業も大盛況。バダムにもどんどん進出していて工場建造ラッシュ だった。

そして今。あの綺麗だったショッピングセンターが廃墟になってしまい、一方あれだけ元気のあった日本の製造業もアジアの製造業界においての地位も没落して、国民1人当たりのGDPも シンガポールに抜かれてしまった。

旅行者としても、円安、現地の物価高。昔のような余裕のある旅はできなくなってしまった。

 

そしてNagoya Hillショッピングセンターへ向かう。

このショッピングセンターは前回訪問時はかなり繁栄していた。

前回来た時に、綺麗で中流階級層が多くいて、インドネシア人の生活レベルが上がったことを実感して、それと共に旅行者としての自分の地位が下がってる印象を受けた。

ちょっと自分の居場所はない感じで、ちょっとショックだった。

でも今回訪れてみて、ここも衰退しつつあると感じた。

それは 逆に言うと まだ自分レベルでもこのショッピングセンターをふらついても違和感がなく許容される感じになったということだ。

 

まともに働けず、なんとか生き延びているゴミのような人生。

「ゴミに埋もれた町」に戻ってきて安心するは、ここでなら自分レベルの人間でも気楽に生きていける感じがあるからなのかな。