この旅、最後の夜。
やっぱり 後ろ髪を引かれる思い。
もっとゆっくりしたい。
そうすると、それなりに楽しめてるから、又もっと居たいって気持ちになってるのかもしれない。
空港近くの宿に泊まるのは、15年ぶり位。
そもそも以前の帰国前夜の定宿地域はバンコク市内でもタクシーで30分、160B程度で空港まで行ける場所だったので、空港近辺に泊まる必要性は全く感じなかった。
又、出国日はタクシーで空港まで行くのも、定番の旅の締め方だった。

それにエアポートリンクが出来て、安く早く町中心部に出れるから空港近くに泊まる意味がなくなってしまった。
最後の夜。部屋に籠るか町にでるか
最後の夜もいつも通り部屋でゆっくりしたいとも思ったが、なぜか町散策する気になった。
明日の空港までのバス停とバン乗り場を確認しておきたかったというのもあるけど。
ホテル近辺は、そこまで店があるわけではないが昨日の町より数倍まし。
とりあえずバン乗り場の方に歩いてみる。
そうするとアパートだったり、ちょっとした屋台もちらほら出現。
空港で働いている人であろう制服姿の人もちらほらいて、けっこう活気がある場所だった。
そして道路を渡りバン乗り場に到着。
行き先と値段を確認。
とりあえず明日は空港までタクシーに乗ることなくたどり着けそうだ。
一旦通りに戻って宿と反対側に行くとマーケットが出現。
これだけあれば、ここで生活する分には十分。
夕食はカオマンガイをテイクアウトして部屋で食べることにした。
というか、最近の旅で夕食を屋台とか含めてホテル外で食べた記憶はない。
屋台での夕飯もすごく気分がいいのだけど、それ以上に夜は外に出たくないし、部屋に籠りたい。
やっぱり旅とは違うな。
帰国日の朝は雨
そしてとうとう 帰国の朝。
目が覚めると外は雨が降ってるようだった。
今は 乾季でさらに雨が一度も今まで降らなかったのに、出国日に限って雨とは運悪い。
天気予報だと、羽田も夕方から雪。
昨日のバンコクは34度。よりによって帰国日に急に日本が寒くなる日とはなあ。
空港までタクシーで行くことも考えたが、雨は止んでいたので、近くのバン乗り場まで歩く。

朝は空港労働者ですごい列ができている、と宿の人が言っていたが、すぐに乗れた。
そして空港労働者の皆様と共に通勤専用バンで空港へ。
12Bで空港内まで行った。
安くて早くて便利。
値段によるけど、今後も空港近くに泊まるのはありかな。
帰国日にエアポートリンクには乗りたくないし。
出国はスムーズ
チェックインはほぼ並ぶ事無く完了。
中国東方航空という事で長蛇の列に並ぶことを覚悟していたが、その心配は杞憂にすぎなかった。

成田でもほぼ並ぶ事はなかった。
そして出国審査もパスポートと顔をスキャンする機械式なので早くてスムーズ。
入国審査とは天と地の差。

空港内ではいつものシークレットポイントへ赴き、空いてるベンチで横になる。
この横になって、背中全体に地球の重力を感じながら寝転がる事が最近のお気に入り。
飛行機に乗る前に、ちょっと横になるとかなり楽になる。
上海航空で上海浦東空港へ

上海→バンコク間は食事がでなかったので期待していなかったが、今回は食事が出た。
ちなみに成田でチェックインする時に上海、バンコク間のフライトは食事がでないのか聞いたけど、係員の人は「フルキャリアなので食事はでますよ。」と当然のように言ってたが、実際は食事は提供されなかった。
行きは成田~上海、上海~バンコク便共、隣は居なかったので快適。
今回もそれを期待したが、やっぱり隣に人は来た。
上海まで4時間半程度のフライトだったけど、やはり「単通路+満席便」はかなり疲れた。
乗り換え時間は1時間弱
上海到着後の乗り換え時間は1時間程度。
多分、普通の旅人なら機内から早くでる必要性を感じ、前の方に座ると思う。
自分はいつも通り窓側の後ろの方の席を取り、人がほとんど出てからゆっくり動き出す。
あの飛行機を1分でも早く出ようという卑しい人間をみると、嫌な気持ちになって疲れてしまう。
そういう「自分さえよければ。」って人は見るだけで気分が悪くなる。
最後の方に降りる人は心に余裕がある人達。
ほぼ最後に飛行機を降りて、更にモノレールでのターミナル移動もあったが、乗り継ぎ便のゲートが開いた時にちょうど到着。
確か乗り継ぎ時間は行きが1時間、帰りは1時間半。
運行が時間通りで、各乗り継ぎ便にはギリギリ乗れたけど、最低2時間は欲しい。
乗り継ぎ5時間位ある便で地下鉄乗って浦東近くの駅まで行って中華食べるのもいいかなと思ったけど、別に中国に行きたい訳でもないし意味ないと思って止めた。
昔はこういう乗り継ぎも楽しんでいたなあ。
昔ならあえて乗り継ぎ時間を長くして上海市内まで足を延ばして、数時間の上海の雰囲気を味わっただろうな。
なんとなくそうする事で旅慣れてる感じがして、かっこいい気がして、何かすごい事をしている錯覚を起こしていた。
そんな事1回やれば誰でも簡単にできる事って分かるのに。
あのまま馬鹿でもできるバックパッカー旅を、何かすごい事をやっているかのように錯覚しているアホのままのほうが幸せだったなあ。
年齢だったり、仕事、介護、自分の老後。
この辺を真剣に考えるようになって、旅を含めてすべてがつまらなくなってきた。
あの頃のアホの思考回路に戻れば、今の生活も楽しめる気がするんだけどな。
そんな事を考えながら、離陸準備している機内から上海浦東空港を眺めていた。