さて帰国後何をするか…
まずは失業保険の申請の為、自転車でハローワークに向かった。
その後時間があるので自転車で海岸線を走る事に。
信号のない横断歩道を渡る。
目の前には歩行者が歩いており、その為左折車が停止して歩行者をやり過ごしていた。
車は歩行者を認識して止まっているのだから、しっかり歩行者等を確認しているものと思っていた。
事故はその時に起こった。
全てがスローモーションだった。
まず自転車が何かにぶつかる。「え?どういう事?」
ぶつかって前に倒れる時、灰色っぽいボンネットが目前に。
「あれ?さっき横で止まっていなかったっけ。なんで、目の前にあるの??」
そして「やっぱ車って硬くて圧倒的なパワーだな…。これは凶器だ」
「でも体は思ったよりダメージ少なそうだ。良かった。」
って思いながら前に転倒していった。

運転手さんが降りてきて「救急車を呼びますか」と聞いてきた。
正直そんな大事故ではないような気もしたが、絶対に病院で診てもらった方がいいと思ってそうする事にした。
横の歩道に座って、もう既にこの先どうするかを冷静に考えていた。
「自転車保険入っているから大丈夫かな。入っていて良かった」
「そういえばバイク保険の弁護士特約は自転車事故でも使えたな。せっかくだから弁護士保険使ってみようかな。」
「この先しばらく通院生活か。まあ時間もあることだし丁度いいかなあ」
とはいえ、摺り傷箇所、打撲箇所はジンジン傷んでいて、すごく気になった。
打撲になるほどぶつけた記憶はない。
やっぱりどこをどうぶつけているか分からないのだから、病院で精密検査受けるのが正解だろうなあ。
救急車の内では既に頭の中でどう帰るか考えていた。
「電車に乗るのは嫌だし面倒だなあ。」
「今日中にここに戻ってきてできれば自転車で家に戻りたいなあ。」
翌日事故現場へ戻り状況確認するが、自転車のフレームが歪み、ペダルも曲がっていて乗って帰れるような状況ではなかった。
そしてこの日は16時に歯科の予約をとっていた。それまでに全て終わるかも気になっていた。
後から入手したドラレコ映像の写真だと、こんな感じでボンネット上で1回転して頭から落下している。
バックパックも吹っ飛んでいる。

運転してたらビックリするよなあ。
バンっていう音と共に目の前を1回転して人が転げ落ちていくって。
記憶だと綺麗に前転1回転して尻もち着いた感じだったけど、全然違っていた。
しかし皮肉なもんだ。
事故率が世界有数の高さのタイ。更には一番危険なバイクで34日間毎日数時間乗り続けて何もなかったのに、事故率が世界有数の低さの国に戻ってきて、数回自転車に乗って事故に遭うなんて。
偶然4日ほど前に、新しい自転車を買おうと思って、自転車屋に行って注文&入金を済ませたっていうのも笑える。
今の自転車はほぼ5年乗っている。5年事故も問題もなく乗っていて、乗り換えようと新しい自転車を注文した数日後に事故に遭うなんて予定通りみたいな感じで出来すぎ。
そして偶然にも事故3日後にスーパー銭湯の予約をしており、天然温泉で療養できる体制にもなっていた。
帰宅してバッグ内を確認。
実は事故に遭う直前、オリジン弁当に寄ってのり弁を買ってバッグの中に入れていた。
レジ袋に入れてなかったので、すごい事になっているのでは、とも思った。
1回転して、恐らく背中から落ちているのだから、グシャグシャになっている筈。
しかし中身を確認すると普通にのり弁の具材はのりの上にほぼ買った時の状態のままでほぼ無傷。少し笑ってしまった。
あれだけの衝撃を受けながら普通にライスの上に具材が載っているって…。
自分はこの程度(今の所は大丈夫そうだから言えるが)の事故にたまに遭うのは、悪くないと思っている。
やっぱり事故に遭うことで、恐怖心がうえつけられる。
そして気をつけなきゃ、って強く思う。
今回事故に遭って思ったのはヘルメットとバッグ、そして着ているものは重要という事。
去年ヘルメットを買って良かった。
バックパックを背負ってたから、倒れた時の衝撃が和らぎ、背中が守られた。
手袋はしていなく擦り傷を負ったが、手袋をしていれば無傷で済んだと思う。
あと短パンだったので、打撲や擦り傷ついたが、生地は薄くても長ズボンを履いていれば、摺り傷は防げただろう。
気がかりなのは、頭から落ちている事。
そして打った記憶のない箇所、それも全身に軽い痛みがある事。
後遺症が残らない事を祈るのみ。
まずは通院生活。
事故ったのだが、何故か通院という仕事が増えた事がちょっとうれしかった。
これも無職の悲しい性か。