やっぱりもう少しバイクで峠を走りたい。
帰還翌日に早々山を走りに行く事にした。
近くで一番 グネグネしてそうな道を探す。
それがワットドイテープへの道だった。
チェンマイで一番有名な観光地への道ということで、正直たいした道だと思っていなかった。
しかし チェンマイ動物園を過ぎてすぐに 峠道が現れ、それを見た瞬間 期待に胸が高まった。
微妙な 3車線道路で、走りづらく 路面がツルツルしてそうな感じで怖かったが、期待以上に楽しめそうだった。
しかし 交通量と車線が今までとは違う。
峠とは言っても、急カーブはあまりない。
車の方が早く走れる峠道というのか。
やっぱり チェンマイからパイ、メーホンソンの道が一番良かった。
それでも予想に反して、しっかりとした通りだったので久々に気分も高揚した。
久々の峠を楽しみながら走っていたが、体感 10分で、ワットドイステープが見えてきた。

文字通り あっという間に到着。
もう終わりか……って、少しがっかり。
全然走り足りないので、素通りしてその先の村を目指した。
ここから寒さが一段下がった。
ここからは交通量が一気に減る。
走るにつれて道幅が狭くなっていく。
ちょっと横道に入って少し走ると、「モン族の村」に到着。

あっさり着いてしまった。
やっぱりパーイ、メーホンソンまでの
数時間 峠の連続ってすごかったのかも

1864のカーブを越えてクンユアム。
まあ山を切り開いて道路を作った方のが数十倍 大変なわけで、エンジン積んでる乗り物であれば、そんなの楽だけど。
あの峠がずっと続いてくれてれば、今頃は満足だったのかもしれない。
モン族の村って言ってもモン族自体よくわからないけど、とりあえず村を歩いて1周 。
歩いてる観光客はそれほど多くなく、閑散としている。

お店の半分以上は閉まっている。
手作りのものが売られていてかなり安い。
歩いていて、何かかわいそうだなって思った。
どの店も同じような 品揃え。それが何十点もある。
在庫数もかなりのもの。
暇だから毎日作って売れないからどんどん 残ってしまってるんだろう、と勝手に想像。
しかし1日の売上ってどのくらいだろう。
実際はどうなのかわからないけど、何か店員さんが頑張ってる姿を見ると涙が出るくらい哀れでかわいそうになってくる。
もとの道へ戻り先を目指す。
その先は上に行くにつれて道幅もはかなり狭くなっていき、峠を走るという性質の道ではなかった。
それでも、眺めの良い林道の中を走ってる感じで気持ちよく楽しく走れた。
チェンマイ市内外れから数十分でこんな所があるのだとは驚きだ。
この先に公営キャンプ場みたいのがあって、そこを目指す。
民族の村でトイレに行きたくなったが、扉 見ただけでボロくて汚そうそうなのがわかるので行きたくなかった。
目論見通りというか 期待以上の素晴らしく綺麗なトイレがそこにあった。
今までタイで見たトイレの中で一番綺麗で快適だった と言っても過言ではない。
山を上がった先にこんな綺麗な施設のキャンプ場があるとはびっくり。
この先行けるとこまで行こうと思い走り出す。

この辺になると車はすれ違えないほどの道幅。
カーブの先が見えないので、ホーンを鳴らしながら走る。
ガードレールが崖から落ちかけているような場所もある。
チェンマイで一番有名なワットドイステープのちょっと先にある場所とは思えない。

こんな山奥でも途中に何件かコーヒーショップがあった。
白人が好きそうな場所。
しばらく走り、別の村に到着。
モン族の村とは違い、ここは人々が普通に生活している村。

ドイステープ山の1400m 地点っていうことかな。
こっちまでバイクで来る人は、ここを目指して来てるのだろうか。

まだ道はあるので、そのまた 奥に行ってみる。
この辺の道はもう舗装されていないダートロード。

展望台というか 休憩所みたいのがあった。多分これが一番端。
そこからチェンマイの町を望む。
ちょうど 下の方が空港で、離陸した飛行機が見える。

離陸した飛行機が下から上に這い上がって来る感じ。なんか変な感覚。
飛行機は地上から離陸してるんだけど背景は空ではなく、町だったり山。
地図を見るとこの村から トレッキング ルート みたいのがあって、ワットドイステープ方面まで続いている。
トレッキング ルートを走ってみたい気持ちもあり、様子を見に行く事に。
ちょこっと村の先まで行って見るけど、いろんな意味で怖くなって帰ってきた。

写真 左上の道 がそうだが、民家の庭っぽいし、さらには道路の真ん中に犬が居座っていて危険な感じがした。
これで未知の道の旅は終了。
帰りは行きに素通りしたワットドイステープに寄る。
過去に2回ほどチェンマイに来たことがあるが、多分 ここに来た時はないと思う。
というかチェンマイで記憶の中に残っているものは何一つない。
多分20代後半に来たのが最後で、20年以上 来てないのかな。
階段があるので いい運動になると思ったが 、そうでもなかった。
下から見上げるとすごい感じもするが、登るのは大した事ない。
これも作った人はすごく大変だったんだろうけど、登る方はその階段のおかげでかなり楽。

多くのお寺にこういう寺までの長い階段があり、長さ 含めてあまり 大差ないような気がする。

勉強不足ということもあるが、ちょっとこのお寺の良さがわからなかった。
金ぴかに輝いていて綺麗だったことは確かだけど。
峠としたら 短かすぎて楽しめなかったけど、チェンマイから普通に1日バイク 旅としたらすごく楽しめた。
こういうところが 身近にある チェンマイって、実はいいかもしれない。
正直わざわざパーイ、メーホンソンやメーサリアンに行かなくともここで十分楽しめる。
一通りの楽しさが凝縮されているルート。
しかし 不完全燃焼の気分は解消されないまま。
スッキリした気分でバイク旅を終わらせるのはどうしたらいいのだろう