48歳人生落伍者の軌跡~無職無能、楽園を探してアジアを彷徨う

旅でも移住でもない。アジアの町でただ生きていくだけ...

【2025タイ北部バイク旅】対岸はミャンマー詐欺拠点シュエコッコ。カフェで一息

結局、メーサリアンからチェンマイへ戻るのではなく、メーソットに行く事を選択した。

まだバイク旅を続けたかったというのが大きな理由。

一大詐欺拠点のシュエコッコというのを見てみたかったというのもある。

 

今年だったか 17歳位の高校生がオンラインゲームの友達の誘いで渡航して、詐欺グループに捕まり そこで 強制労働をさせられていたという事が一大ニュースになった。

私も年齢的には高校生というインパクトが強かったのではっきり覚えている。

同時にそんな街がミャンマーにあるんだ。見てみたいな、と。

 

地図でみると、その場所はメーソットの町から北に約20kmに位置している。

ミャンマー 側の国境の町ミャワディとはまた違うらしい。

そこはかなり 意外だった。

 

メーソットもメーサリアンと同じく、5分ほどバイクで走れば周りは田んぼや畑だらけの田舎。

このルート沿いには広大なトウモロコシ畑。

牧歌的な風景で、詐欺拠点のホテル群があるように見えない。

川沿いが近づいてくると、まずはちょっと不気味な看板が。

看板には タイ語と中国語で注意書きがある。

やはり 中国人が多いのだろうか。

漢字だけでも十分 怖さがわかる。

「騙」「非法」「浪費未来」。

最後に「危険生命」って……怖すぎる。

やはり対岸にわたる中国人はこの辺から渡っているのだろうか。

しばらく走るととうもろこし畑の向こう側にそれらしき建物が見えてきた。

この間には川が流れていてそこが 国境線。

道路を走ってる時に検問所があったが 止められなかった。

 

川沿いにゆっくり座って対岸を眺めようかなと思い少し先の桟橋まで走ってみたが無理みたいだ。

この辺の海岸には全て 建物があり、川岸の方には入れなくなっている。

少し戻り、途中にあったカフェに入る。

カフェの名前は「ChinaView」

最初は何でそんな名前なのかわからなかったが、中国人が建てた町ということを知っていてそういう名前にしたのだろう。

対岸が眺められる場所はここしかない。

こっち側の一帯がトウモロコシ畑ということを考えると正面のビル群は異様な光景だ。

近くで見ると結構 迫力がある。

タイ カンボジア 国境のポイペト みたいな感じだと思ったが、規模はこちらの方がはるかに大きいだろう。

 
ミャンマーからタイへ出稼ぎに来ている人は大勢いるので、国力はタイのほうがずっと上のはずだ。

しかし、ここに座って眺めていると、まるでこちらが貧しい国で、向こうが憧れの経済大国のように見える。

北朝鮮と中国の国境 もこんな風景なのだろうか。

近くで見ると結構 迫力がある。

詐欺拠点ということを考えると、現代版「九龍城」という感じだろうか。

人の気配はあまり感じない。

色々 イメージが悪くなり人が寄りつかなくなっているのか、単に 犯罪組織のために成り立っていた町で一斉摘発が終わって皆いなくなってしまったのか。

はたまた夜になったら 明かりがついて雰囲気が一変するのか。

 

こうして見ると実際シュエコッコの地に自分が降り立って雰囲気を感じ、この目で見たくなる。

船で渡ればすぐ。

しかし目の前にあるのに行けない。

不思議な感じ。

 

ただ 武装勢力が治めている町だとしたら相当危険。

その武装勢力にお金を渡して、こういう一大拠点を作っているグループがいるとしたら何でもやり放題。

拉致なんかも町中で公然と出来るし、犯罪 ももみ消し放題。

つまりその結界の中に入ったらお終い。

興味本位では絶対にいけない。

 

昔は女性なら売春宿に売り飛ばせるので商品価値があり海外一人旅するのはいろんな危険があると思っていたが、今はインターネットなどの普及で 男女 限らず商品価値があるんだもんな。

そう考えると町歩きするのも、安宿に泊まるのも怖い気もする。

 

帰りに ミャンマーへ渡る第2 友好橋を見てみる。

こちら第2の方は 新しい橋で物流関係のトラックなどが 利用する場所ということ。

でも全然 混雑 もないし 行き来もなかった。

普通はこういう場所というのは 長蛇のトラックの列ができているものなのだが。

下の道路は一般道 なので関係ない。

 

そこから川沿いに出て南の国境に向かって走っていく。

タイ側の川沿いはバラックが建ち並び貧しそうな人々が住んでいる。

そこに突如 川の向こうのミャンマー側に現れる「Star Complex」という建物。

カジノだ。

手前にあるのはタイ側の桟橋。

渡し船が着岸され、タイ人が渡って向こうのカジノへ行っているのだろう。

ちなみにこのカジノは基本的に詐欺拠点とは関係ない。

元々こういう施設はあったと思う。ポイペトの違法バージョンみたいなイメージかな。

ただ今はこの桟橋を含めて他の桟橋も閉鎖されていたり使われてないような感じだった。

いや もしかしたら 夜になったら渡し船がどこかからやってきて、カジノも営業するのかな。

 

やっぱり 国境の町というのは独特の雰囲気がある。

皮肉なことだが国と国の経済力さがあればあるほど、旅行者にとっての魅力は高まると思う。

やっぱり 陸路で国境を超えることも、旅の面白さ 楽しさ の一つなのかな。

いやでも去年ラオバオ行った時は、そこからサワンナケートまで抜けようとも思わなかったな。

昔はローカルバスで安く移動できる、というコスパのことを考えてそのようなルートを選んだが、今は移動だけを考えると飛行機の方が安い。

今の時代、陸路国境超えなんて金も時間もかかるし、金に余裕のある人の道楽なのかも。

そして 移動手段のバスとかもボロボロでろくなもんでないし。

その辛いことを耐え凌いで喜ぶなんてマゾヒストって気もする。

 

とはいえ 地図に線を引いて 旅をしていた時は、何か 達成感があった気もする。

飛行機乗ると線はつけられないし点のみ。

でも こう考えると ますます 何のために旅をしていたのかよく分からなくなってくる。

でもそういう下らないレベルの低い能力のない人間でもできる目標であっても、本人が満足であればいいのかな。

 

いつか アジアンハイウェイAH1をバイクで旅をして、世界地図に横線を引きたいとは今でも常に思っている。

次に この町メーソットに来るとしたら、その時かな。

ミャンマー国内の状況や自分の状況がどうなるか。

いつかこのAH1が通るこの国境からミャンマーへ抜けトルコを目指す。

そんな日が来るのかな。