結局クンユアムには7 泊もしてしまった。
朝起きるといつも通りの曇りだが 雨は降ってなく出発することにした。
次の目的地はメーサリアン。
正直 こんな 名前の町があるのはつい 数日前まで知らなかった。
考えてみると チェンマイからクンユアムまで行くことしか考えていなかった。
今後どうするか考えた場合にまずは道の分岐点がある必要がある。
それがメーサリアン。
久々の峠道の連続。
相変わらず楽しい。
道路も乾いてる。正直 7日間 この町にいて 道路が乾くことなんか ほぼなかった。
やっぱり今日出発して良かったと思った。
この時は……

この道の途中に温泉がある。
そんなに入りたくもないし飛ばそうと思っていたが、今日は長距離ではないし天気も大丈夫そうなので寄ることにした。
脇道にそれ10分位走ると到着。
寂れて放置された場所って感じ。
客はゼロ。人影ゼロ。
雨季なので営業してないのか。

こういう人がいないところだと、犬が突然出てきて吠えてきそうで怖い。
人を含めて動物類はいそうもない。
はるか向こうに農民が農作業をしてたり、 村があったりするので声は聞こえる。
しばらく進むと温泉の湯たまりがあった。

ここは熱すぎて入れない。
少し歩くと苔だらけの鯉の池みたいのがあった。
水を触ると熱いので足湯の場所っぽい。
水の中の床も苔だらけで手入れはされていない。
せっかく来たのだからと、足だけ浸かった。

見た目と雰囲気は良くないが、景色は良く山方面を見て 足湯に浸かると気持ちよかった。
気分もリフレッシュして再スタート。
山道を走り それを抜けると田園風景。
チェンマイからずっとそうだが所々 こういう トイレ 併設の休憩 ポイントがあって便利だ。

出発して 2時間くらいでメーサリアン 手前のメーラノイに着いた。
町に入った瞬間、クンユアムより街の規模が大きいとわかる。
久々にそこそこ大きい町を見て、ちょっと嬉しくなった。

やっぱクンユアムは小さい町で息苦しかった気がする。
ここまで来たら目的地は目の前と思っていた。
でもここからが大変だった。
まずこの町に着いた途端、突然の大雨。
とりあえず屋根のある場所に避難。
町の中でよかった。
30分ぐらい雨宿りしただろうか。
ようやくやんできて出発。
橋の上から川を眺める。
雨季のせいなのか 雨のせいなのか、気持ちいいほどの濁流。

そして再び 峠道に入った。
この先 次の町までは山道がないだろうと思っていたからちょっと意外だった。
しばらく林道を走るとまた雨が降ってきた。
ストップしようか迷ったが、すぐ止む可能性もあると思って走る。
その判断が間違いだった。
その後、雨はどんどん強まり、とうとう土砂降りの大雨に。
止まった近辺には、避難できる場所や 木影がない。
かろうじて ちょこっと 葉っぱが道路側に出てるところの下でバイクを止める。
体はカッパで防水できたが、バックパックびしよ濡れ。
しかしこの雨。やまない所が止む気配もない。
とうとう靴にも浸水。最悪な気分に。
自分がこういう運命にあることを恨みながら、もうどうでもいいやと投げやりな気持ちで出発。
走り出すと今度はズボンのまた部分に浸水。
レインコートはちょっと長めの上だけなの全く役に立たず。
やっぱ雨季のバイク旅はこうなるよなあ。
荷物になるからとバックパックカバーと雨合羽の下は持ってこなかった。
まあ 今回に限らずいつも持ってないけど。
1時間くらい走ってようやく目的地のメーサリアンに到着。
こっちは雨が全く降ってないようだった。
クンユアムの宿にいた動物調査員の人が言っていた通り、大きい町 だった。

ここで 町の中心に入った時にふと気づいた。
信号で止まる時にすごい 違和感を感じた。
何だろう?
そうか。考えてみたら信号で止まるのは1週間以上ぶり。
クンユアムに信号はないし、メーホンソン以来。
そういえば オーストラリアを自転車で旅した時に同じことを思ったけなあ。
ダーウィンを出発して アリススプリングスまで約1500kmを自転車で走った。
この間、信号は1つもなかった気がする。
ほぼ1500km 信号がないっていうのも、すごいなと思ったけど。
今夜の宿は雨宿りしてる時に予約しておいた。
川沿いのゲストハウス。
部屋の前にペースがあり、そこから 川が眺められる。
こういう宿は久々。

部屋は階下にあり ちょっと カビ臭い。
この時点で1泊が限界 かなと。
でもエアコン付きは嬉しい。
夜は20°c前後なので 暑さ 的には エアコンは必要ないのだが、湿度が高すぎる。
湿度が高すぎると涼しくても 不快で寝苦しいということをクンユアムで学んだ。
今夜は熟睡できるかな。