滞在 2日だったが やっとこのパーイを離れることができる。
なんか息苦しい場所だった
出発の朝が来て嬉しかった。
街を出て10分ですぐ 峠。
車も走っていなくて快適。
さらに 山道はバイクの方が早いので爆走 ピックアップに追い越されることもないので安心、安全。

でも 山道を疾走するのはほんと 楽しい。
アウトからインに入りカーブを乗り越えてまた次のカーブへ。
そしてそのカーブが全然終わらないのがいい。
しばらく走るとこの一帯で一番景色のいいという 場所に到着。
近くにいたガイドの話を聞いていると、向こう側の山々はミャンマー 領らしい。

青空だと山々の緑色とのコントラストが綺麗に見えるのだろうけど、あいにくの曇天。
景色がいいとか思うことはなかった。

今日のルートも山道あり林道みたいなところもありと変化に富んでいて全く飽きる事がない。
メーホンソンまで3.5H、あっという間だった。
チェンマイからここまで1864のカーブがあるとの事。
それだけのカーブを乗り越えてもまだ走りたい。
実際にはそんなにない気がするけど。
バイクであれば全然楽で楽しいルート。

メーホンソンは思ったよりも大きな町だった。
国の端っこにある田舎町って感じではない。
この町には木造の独特の雰囲気の家が点在していて、それは印象的だった。
丘を登って街を一望する。
こうして見るとのどかな 山あいの平和な町って感じに見える。

この町の人口の半分以上は少数民族らしい。
自分はどの人がシャン族かカレン族なのかよくわからなかった。
そしてキリスト教教会が町の規模の割に異常に多い。
カレン族に信者が多いらしい。
ワットもビルマ式なのか なんかわからないが他の町ではないよう木造っぽい感じ。

さて町に着いたので宿探し。
これが結構面倒。
まず腹ごしらえしながら、どうしようか考える。

一息ついた後、宿探しに出るが、ここでもまた苦労した。
リゾートと称した汚い田舎 ホテルばかり。
1つ350Bで見つかったが汚くて臭い。
宿泊したら気持ちがトーンダウンすること間違いなし。
結局この日もアゴダで予約。
田舎の方が宿代が高くつく現実。
この日はドミトリーのある白人好みのする宿。
あまり 泊まりたくないが選択肢はここしかない。

多分 伝統的ななんとか作りの建物で、日本で言うところの古民家みたいな感じか。
1泊364.5B≒1713円。

埃も落ちてなく、清潔で良かった。
それでも エアコンなしで2000円 近くするのか…。
荷物を置いて 身軽になったところで.この街で一番行きたかった場所を訪ねる。
WatPhraNonにある慰霊碑。
異国の地にこういうのがあるのって不思議。

しかし 日本も本当に広範囲に攻めてたんだなと思う。
白骨街道の終着地がチェンマイであるなら、ここメーホンソンはその経由地になるのかな。
今までバイクで走ってきた道を当時の敗残兵も歩いたのだろうか。
峠道の1864のカーブを乗り越えて行かなきゃいけないって考えただけで大変。
それも 徒歩だもんな。
とりあえず 司令部のあるチェンマイにたどり着けば後は 何とかなって祖国に帰れる、という必死の思いで歩き続けたのだろうか。
街道沿いの水辺 だったり 木陰には必ず日本兵の屍があったという。
全く想像つかない。
それから80年後。こうして同じ日本人、その中でも一番貧乏で最下層で何の能力もない人間が観光と称してバイクで旅出来ている。
当時の兵隊さんが見たらどう思うだろうか。
そんな未来のことは想像しなかったか。
1日1日生きていくだけで精一杯。
それを思うと今の自分の状況は恵まれすぎている筈なんだよな。
今の日本も今の多くの国々も。
それでも満足できず 幸福度が低いと騒ぐ日本人って何を得れば幸せになるのだろう。
とりあえず 宿にいるのは嫌なので外出。
世界一長い竹橋というのがあるので行ってみる。

橋のすごさはよくわからないが、この田舎の雰囲気は何か良かった。
よく考えるとただ単に田舎の田んぼの上を歩いてるだけなのだけど、それだけで気持ちよかったし来てよかった。

日本であろうと タイであろうと田んぼの景色は一緒。
そのまま 歩いてこの先にあるワットに行ってみた。
夕方までの自由時間なのか、子供のお坊さんが2-30人位ベンチとかでじゃれあったり 騒いだりしていた。
孤児の受け入れ施設なのだろうか。
一部のお坊さんたちはスマホに夢中。
こんな田舎のお坊さんもスマホか……。
子供とはいえ お坊さんのそんな姿見たくなかった。
どんな田舎にも白人旅行者はいるし。
田舎のローカルの人でも、普通に英語がうまかったりする。
そして田舎の屋台のおばちゃんでも金額とかは英語で言ってくる。
一昔前だったら考えられなかったことだと思うけど。
旅行者もいない、スマホの電波も届かない、そんな素朴なアジアの場所を旅したい。
少なくとも今から30年前のパーイだったり、メーホンソンに行ったら全然違う印象を受けたに違いない。
「旅をしている」っていう気分にはなったと思う
世の中 いろいろ便利になる。
でもそれが楽しかったり、幸せになるとは限らない。
特に旅においては。