旅に出て4週間程経つ。
残りあと1か月ちょっと。
今楽しいかといえば、相変わらず楽しくはない。
楽しくないのに旅に出ている。

この気持ちを分かる人っておそらくほぼいない。
日本で周りの人は、仕事をしないで気楽にちょくちょく海外旅行に行っていて羨ましい、と思っている。
この前派遣仲間の同年代の人が言っていた。
「そんな人生楽しいだろうなあ。羨ましいなあ。」
海外のどこかへ行って現地人と話して滞在日数を聞かれて答えると必ず、「え?1か月も滞在するの。羨ましい。」。
そのたびに心の中で思う。
「辛くてしょうがないから海外に逃げてるだけなのにな。説明してもどうせ分かってくれないだろうなあ。」
基本的に旅行というか日本脱出している間は、あまり日本の事を考える事がないので楽。
たまに日本の事や日本に帰ったことを思い出すと嫌な気持ちになる。
その時、やっぱり海外に来ていると精神的に楽なんだと実感する。
又海外で日本語を聞くと日本での生活を思い出してすごく嫌な気持ちになる。
近くで日本語が聞こえると速攻その場を離れるし、テレビで映像が流れると速攻チャンネルを変える。
確かに毎日楽しいわけでもなく、本当に単に生きているだけ。
ホームレスと比較するのもなんだが、ごみ箱あさらず1日3食、食べものにありつけているだけでも全然ましなのかもしれない、とたまに思う。
あれって実はすごく大変な作業。

又、ホテルの部屋に居ると気が楽だ。
誰にも邪魔されない空間。そして何というか守られている気がする。

実家では部屋でゆっくりできない。
両側道路で人、車が通るのがすごく気になる。
子供の時はここで受験勉強したりで、外の事なんて全く気にもならなかったが、この変化は何なのだろう。
色んな面で、日本の生活に戻るのはすごく嫌だ。
それを考えるとやっぱり今の生活環境が恵まれてるのだと思う。
ただ何かもう人生を諦めている感がある。
まるで90歳の人間のように、あとは死を待つだけの期間って思ってしまっている。
だから勉強して知識をつけてもしょうがない、とか思ってしまう。
40代になって「死」を意識しだしてから、こうなってしまった。
マハトマ・ガンジーが言ったとされている名言、
「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい。」
この言葉を胸に毎日一生懸命生きていこうとは思っているけど、どうしても冷めた気持ちが先行してしまう。