マラッカ最終日にうなされる
日本を出て10日程。宿で寝るときは普通に気分よく寝れてた。
しかし一番重要な長距離移動の前に体調が悪くなった。
ある意味やっぱり。いつもそうだ。
何も考えてない時は問題ないのだが、体調を崩さないよう意識して体調に気を付けると逆に体調を崩す。この日もそうだった。
寝に入るも、いつものように寝付けない。喉が乾く。
乾く所でなく、恐ろしいほどに喉が渇く。兎に角、冷たい水が飲みたくてしょうがない。飲料水もなくなってしまった。砂漠状態。
今考えると多分高熱が出てたのだと思う。
結局、朝までほとんど寝れなかった。
12時チェックアウトし、街で昼食を取ってから、バスターミナルへ。
Melak SentralからKLIA2へ
マラッカから直接KLIA(クアラルンプール国際空港)へ行けるのは便利だ。
空港はKLの南側に位置してるので、マラッカから一度KLに出ると遠回りになる。
KLとマラッカの間にある。
バスのチケットは、Melak Sentralの券売機で買ってみた。
Webサイトで買っても良かったが、現金を使いたかった。
からdg
バスは定刻通り15時に出発。自分以降10席位は空席だった。
この時もかなりだるく、広いリクライニングシートに横になる事ができ、かなり楽だった。多分結構な熱があったんじゃないかと思う。
マスクをしてると、自分の息が熱く感じる位だった。
出国して5時間位飛行機に乗って、それから空港野宿。翌朝町まで移動して、宿探し。
考えただけでだるく一層の事、飛行機に乗らないほうが楽なんじゃないか、と思った。
バスは丁度2時間で17時についた。飛行機は21:30なので、4時間半もある。
飛行機には多分200回位乗ってるが、ここまで早く空港へ着いた事はない気がする。
空港で怖かったのは、体温チェック。もしチェックされたら終わりだろうな、と考えていた。
38度はあったのではないかと思う。
マレーシア側の空港で入念にインド入国の書類チェック
飛行機は当然エアアジア。数日前にWebでチェックインして、搭乗券は得たが、面倒な注意書きがあった。
「チェックインは完了しましたが、書類を確認すること必要がある為、チェックインカウンターに必ず来てください。」
嫌な予感がした。
第三国へ出国するチケットを求められたら、面倒所じゃないと思ってた。
一応、候補は選んであって、いざとなったら航空券を買うつもりだったが、その気力もない位だるかった。
むしろ飛行機に乗れなく、そのままマレーシア滞在になったほうがありがたい、と思った。
それ以外の書類は準備してあり提出。あちこち電話した挙句、「これはアプリケーションフォームだから、違う。」と言われた。
メールで来てるはずだ、と言われるがなかなか見つからない。
だるさや、焦り、高熱などで、汗が噴き出してきた。なんで体調悪いときにこうなるのか。立ってるのも辛い位。
ビザ審査が完了した時、Web上でスクショを撮ったのを思い出した。
それを見せると問題はクリアできた。
なんだかんだで30分~1時間かかったかな。
ちなみに搭乗前にも又チェックがあった。
ベンチで、コークゼロ缶を飲みながら、ファミマのフルーツケーキを夕食代わりに食べ、空港内へ。
空港内に横たわれる台みたいのがあり、そこで横になった。
最高に気持ちよかった。体全体に重力を感じれる。
飛行機乗る前に横になっておくと、大分違うかもしれない。
もう一つの難関
席は「10B」。真ん中シートだった。そもそもエアバス320自体も狭くて嫌なのだけど、その上真ん中。そこに5時間近くは地獄。
カウンターチェックインの所で変更可能かと聞いたら、やはり支払いが必要との事で断念。
あきらめるしかない。
ゲートが開き、機内に乗り込み席に座る。しばらくすると窓側の席の人が来た。
あとは通路側。こないでくれ、と祈った。
そしてそのままゲートは閉まった。これで通路側確保でき。隣もいない。
助かった。でも試練は続く。
寒さとの戦い
いつも飛行機に乗るときは、上下共にインナーを着る。
搭乗地が暖かいと、必要ないと錯覚するが、上空は違う。マイナス何十度の世界だ。
それに長袖を着る。機内でパーカーも着る。
この状態で飛行機は飛び立った。1時間くらいで電気が暗くなると同時に寒くなってきた。
ガタガタ振るえるくらいだった。数時間だから頑張ろうと思ったが耐えられず、荷物からダウンを出して着込んだ。
これが最高の防寒。それでもダメだった。ガタガタ震える。
ここまで防寒してダメなら、防寒の問題じゃない。体がかなりヤバい状態だ。
移動日にこれだと辛さに拍車がかかる。移動だけでも、嫌なのに。
4時間半耐えるしかなかった。